古銭の価値はどう決まる?一覧で分かる種類別の目安と売り方

古銭の価値がどう決まるかを説明する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、造幣局・日本銀行・貨幣博物館・財務省・国税庁など公的機関の情報、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。買取店の参考価格は記事執筆時点の公式表記で、日々変わります。

実家の片付けで、穴の開いた銭や見慣れない硬貨、古いお札がまとめて出てきた。でも、どれに価値があるのか見当もつかない。そんな方は多いはずです。

結論から言うと、古銭の価値は「どれだけ残っているか」「どんな状態か」「どの種類か」「欲しい人がどれだけいるか」の4つでほぼ決まります。値段の正解を出してくれる公的機関はないので、公的なデータで当たりをつけてから、査定で確かめるのが近道です。

この記事を読めば、手元の古銭のどこを見ればいいか、どこに相談すればいいかが一通り分かります。

古銭を見つけた人

祖母の家から、缶いっぱいの古いお金が出てきました。穴の開いた銅のお金や、昭和の硬貨、古いお札もあります。価値があるのかどうか、何から見ればいいですか?

案内役

まずは種類ごとに分けるところから始めましょう。磨いたり洗ったりはせず、出てきたままの状態で見ていくのが大事ですよ。

目次

古銭の価値は何で決まる?先に結論から

先に結論

古銭の価値は、希少性(製造枚数や残っている数)、状態、種類の細かな違い、需要の4つで決まります。
公的機関は古銭の相場を出していないので、最後は買取店の査定で確かめることになります。

古銭の値段を調べようとすると、サイトによって書いてある金額がばらばらで戸惑いますよね。実はそれには理由があるんです。

造幣局は貨幣Q&Aの中で、「貨幣の市場での価値等については、把握しておりません」と案内しています。お金を作る機関でも、古銭がいくらで売買されているかは扱っていないということです。

だから、ネットで見る金額は、各買取店が公開している参考価格や、過去の買取例であることがほとんどです。

『じゃあ何を信じればいいの?』と感じますよね。この記事では、次の3段で古銭の価値を見ていきます。

段階使う情報分かること
1. 当たりをつける造幣局の製造枚数、日本銀行・財務省の有効なお金の一覧珍しい年か、今も使えるお金か
2. 目安を知る各買取店が公式に出している参考価格(日付と注記つき)おおよその幅
3. 確かめる買取店の査定手元の1枚にいくらの値がつくか

この順番で見ると、高い金額の話に振り回されにくくなります。参考価格を見る時は、いつの時点の数字か、どんな状態を想定した数字かも一緒に確かめておきましょう。

そもそも古銭とはどこまで?5つのグループで見る

古銭を見つけた人

古銭って、穴の開いた昔のお金だけのことですか? 昭和の100円玉なんかも入りますか?

案内役

広い意味では、昭和の硬貨や古いお札まで含めて古銭と呼ぶことが多いです。ただ、今も使えるお金かどうかで価値の考え方が変わるので、そこは分けて見ていきましょう。

古銭(こせん)は、今は作られていない昔のお金をまとめて呼ぶ言葉です。読み方や言葉の範囲は古銭とは?いつまでのお金が古銭かで詳しく説明しています。

古い字体で「古錢」と書かれた箱や、「古幣」と書かれた袋に入っていることもありますが、意味は同じです。価値を考える時は、次の5つのグループに分けると見通しがよくなります。

グループ主な例今のお金として使えるか価値の見どころ
穴銭寛永通宝、天保通宝、文久永宝、永楽通宝今使えるお金の一覧には無い書体や種類の違い、母銭かどうか
近代の銭・銀貨明治〜昭和戦前の一銭・十銭・五十銭、一円銀貨1953年末で使えなくなった発行年、素材、状態
昭和の硬貨ギザ10、100円銀貨、穴なし50円、昭和の500円使える製造枚数が少ない年、未使用かどうか
エラーコイン穴ずれ、刻印のずれ物による製造時のずれかどうか、程度
旧紙幣・古紙幣・軍票聖徳太子・伊藤博文のお札、明治のお札、軍用手票有効な券だけ使える券の種類、記番号、折れや汚れ

「穴あき古銭」と呼ばれる穴銭は、江戸時代以前のお金が中心です。一方で、昭和の硬貨は今も使えるお金なので、額面が価値の下限の目安になります。

この違いを知らずに、昭和の硬貨も穴銭も同じ箱に入れたまま「古銭はいくら?」と考えると、話がこんがらがってしまうんです。

世界の古銭や外貨が混ざっていたら

旅行のおみやげや、家族が集めた物として、外国のコインや中国の古い銭が混ざっていることもあります。

中国の古銭では、光緒元宝のように買取店が参考価格を出している物もあります。「太平天国 古銭」のように、中国の時代や国の名前と組み合わせて検索されることもあります。

外国のコインや外貨の古銭は、日本の古銭とは見方が違います。外国の古銭・外国コインは売れる?や中国古銭の価値で分けて確かめてみてください。

お守りやおみやげの「古銭」は別物のことも

「古銭 金運」「神社 古銭」「善光寺 古銭」「嵯峨野 古銭」のように、お守りや観光地のおみやげとして古銭の形をした品を探す方もいます。
こうした品の中には、昔のお金そのものではなく、記念品として作られた物もあります。手元の品がどちらか分からない時は、査定で見てもらうと安心です。

古銭の価値を決める4つの物差し

先に結論

同じ名前の古銭でも、製造枚数・状態・種類の違い・需要の組み合わせで、値段の幅は大きく開きます。
どれか1つだけで決めつけず、4つを合わせて見るのがコツです。

古銭の値打ちは、たった1つの理由では決まりません。4つの物差しを順番に見ていきましょう。

古銭の価値を決める4つの物差しを並べた図解

1. 希少性:作られた数と、今残っている数

いちばん分かりやすいのが、作られた数の少なさです。昭和以降の硬貨なら、造幣局が「年銘別貨幣製造枚数」を公開していて、年ごとの数を確かめられます。

例えば、昭和62年の50円玉は775千枚(77万5千枚)、500円玉は2,775千枚(277万5千枚)です。同じ年の1円玉が955,775千枚なので、桁がまったく違いますよね。

ただし、造幣局の表は「作られた数」です。今どれだけ残っているかや、いくらで売れるかを示すものではありません。

製造枚数が少ない年は収集家に注目されやすい、くらいに考えておきましょう。

例えばこんな場面です。引き出しから昭和62年の50円玉が1枚出てきたら、まず年号を確かめて別の袋に分けておく。それだけで、査定の時に「この1枚を見てほしい」と伝えやすくなります。

2. 状態:使われたか、手を加えられたか

同じ年、同じ種類でも、状態で評価は大きく変わります。バイセルの公式の参考価格は「未使用新品、全て揃っている場合を想定」と注記されていて、状態によって価格が大きく変わると書かれています。

おたからやの公式FAQでも、査定で見るところとして「発行年代、種類、素材、刻印や印刷の状態、汚れ・折れ・破れの有無、保存状態、希少性など」が挙げられています。

例えば、同じ年のギザ10が2枚あっても、財布の中で長く使われてすり減った物と、引き出しでほとんど触られずに残っていた物とでは、見られ方が違ってきます。

『少し黒ずんでいるから、軽く拭いておこうかな』と思った時こそ、手を止めてください。状態の評価は、手を加える前の姿で受けるのがいちばんです。

3. 種類の違い:書体・作られた場所・母銭

穴銭は、同じ「寛永通宝」でも書体や作られた時期でいくつもの種類に分かれます。買取福ちゃんの公式サイトには、同じ名前の穴銭でも「100円以下の価値のものから数10万円以上の価値があったりします」と書かれています。

バイセルの公式FAQでは、文字の書体が珍しい物や、鋳造の元になった母銭(ぼせん)は高い価格が期待できると説明しています。

素人目には、どれも同じ「寛永通宝」に見えますよね。文字の線の太さや、「寶」の形、裏の模様のあるなしなど、細かな違いで呼び名が変わるんです。ここは自分で決めずに、専門の目に任せたほうが確実です。

4. 需要:欲しい人がどれだけいるか

最後は、欲しい人の数です。人気のある種類は、残っている数がそこそこあっても値段が保たれやすいと言われます。

ただ、どの種類が今人気か、これから上がるか下がるかを示す公的なデータはありません。この記事では相場の予想はせず、査定で今の評価を確かめる方法をおすすめしています。

各社が公式サイトに参考価格を載せている品目は、それだけ問い合わせが多い種類だと考えることもできます。手元の古銭の名前が参考価格の表に出てくるかは、ひとつの手がかりになりますよ。

物差し手元で確かめる方法分からない時
希少性年号を読み、造幣局の製造枚数の表と照らす年号が読めない物は種類だけ分けておく
状態傷・サビ・折れ・書き込みを見る(触る時は手袋)手を加えず、そのまま見てもらう
種類の違い文字の形や裏の模様を見比べる専門店や買取店の査定に任せる
需要各社の公式参考価格に載っているかを見る載っていない物も査定で聞いてみる

時代別の早見表:どの時代のお金か分かれば見当がつく

古銭を見つけた人

見た目だけでは、どの時代のお金なのかも分かりません。何かざっくり分ける方法はありますか?

案内役

額面の単位と、穴が開いているかどうかを見ると、だいたいの時代が分かりますよ。「文」なら江戸以前、「銭」「厘」なら明治から昭和の戦後すぐまで、「円」なら明治以降です。

日本のお金の歴史は長く、時代ごとに素材も形も違います。年号は貨幣博物館や日本銀行の公式情報です。

時代主なお金(例)公的な情報で分かること
古代富本銭、和同開珎7世紀後半に富本銭がつくられていた。和同開珎は708年発行
中世永楽通宝などの渡来銭12世紀以降、中国から来た銭が広く使われた
江戸時代寛永通宝、天保通宝、文久永宝寛永通宝は1636年、天保通宝は1835年、文久永宝は1863年
明治一圓銀貨、貿易銀、二銭銅貨、一厘銅貨1871年の新貨条例で「円」「銭」「厘」が始まった
大正一銭青銅貨、十銭白銅貨、五十銭銀貨銀の値上がりで銀貨の小型化や材料の変更があった
昭和戦前・戦中アルミニウム貨や錫貨の十銭錫貨の十銭は1944年
昭和戦後ギザ10、100円銀貨、穴なし50円銭・厘は1953年12月31日限りで使えなくなった
平成・令和今の硬貨製造枚数が少ない年がある
古代から昭和までの古銭の時代と主なお金を並べた図解

「最古の古銭は何?」という疑問もよく見かけます。貨幣博物館によると、1998年の飛鳥池遺跡の発掘調査で、7世紀後半に富本銭がつくられていたことが分かっています。

時代ごとの流れをもっと詳しく知りたい方は、日本のお金の歴史を、種類ごとの一覧は古銭の価値一覧を見てみてください。

明治〜昭和戦前の近代古銭は、素材の移り変わりに注目

明治から昭和の戦前にかけてのお金は、「近代古銭」「近代貨幣」と呼ばれることがあります。貨幣博物館によると、明治政府は1871年(明治4年)に新貨条例を定め、「円」を単位にして、その100分の1を「銭」、さらに10分の1を「厘」としました。

この時期は、素材が何度も変わっているのが特徴です。明治には金貨や銀貨、銅貨が作られ、貿易のための銀貨(貿易銀)も発行されました。

大正に入ると、銀が値上がりして額面を上回るようになり、銀貨は鋳つぶされたと貨幣博物館は説明しています。そのため、硬貨の小型化や材料の変更が進みました。

昭和の戦時中には、アルミニウムや錫でできた十銭も作られています。1945年には陶器の一銭も製造されましたが、発行はされませんでした。

「明治の半銭は、当時どのくらいの値打ちだったの?」と気になる方もいます。昔のお金を今の金額に置き換えることについて、造幣局は「明確にお答えすることはできません」と回答しています。

参考までに、貨幣博物館は江戸時代の1両について、18世紀の米の値段で換算すると約8万円、大工の賃金で換算すると約41万円という目安を示しています。物差しによって数字が大きく変わるので、昔の値打ちと今の古銭としての値段は、別のものとして考えておきましょう。

『同じ十銭なのに、色も重さも違う』と感じたら、それは作られた時代の違いかもしれません。明治の硬貨は明治の古銭の価値、大正のお金は大正時代のお金の価値で種類ごとに説明しています。

軍票が混ざっていたら

古いお札の束に、「軍用手票」と書かれた紙幣が混ざっていることがあります。軍票と呼ばれるもので、財務省や日本銀行の「今も使えるお金」の一覧には入っていません。

軍票の価値について、公的機関の解説や相場は見当たりません。買取福ちゃんの公式コラム(2026年3月21日掲載)には日露戦争軍票が「数万円~数十万円」という相場帯で載っていますが、買取大吉の公式サイトには軍用手票のまとめが100円という参考価格の例もあります(日付表記なし・2026年11月4日に確認)。

種類によって幅が大きいので、軍票の価値で見分け方を確かめてから、査定で聞いてみてください。

昭和の古銭・昭和のコインの価値はどう見る?

先に結論

昭和の硬貨は今も使えるお金なので、額面が価値の下限です。
そのうえで、製造枚数が少ない年や、使われていない状態の物が収集家に注目されやすくなります。

「昭和の古銭」と検索する方の多くは、ギザ10や100円銀貨、穴なし50円などが手元にあるのではないでしょうか。昭和のコインの価値は、まず製造枚数で当たりをつけるのが早いです。

造幣局の年銘別貨幣製造枚数から、種類ごとに製造枚数が少ない年を抜き出すと、次のようになります(単位は千枚)。

種類製造枚数が少ない年(造幣局・千枚)メモ
10円(ギザ付)昭和33年 25,000/昭和32年 50,000昭和31年は表で0
5円(楷書体)昭和32年 10,000/昭和28年 45,000昭和29〜31年は表で0
50円(ニッケル無孔)昭和33年 18,000/昭和32年 39,000穴なしの50円
50円(ニッケル有孔)昭和35年 6,000/昭和36年 16,000菊の穴あき50円
100円銀貨(稲穂)昭和39年 10,000/昭和36年 15,000昭和37年は表で0
50円(白銅)昭和62年 775昭和64年は表で0
500円(白銅)昭和62年 2,775/昭和64年 16,042今も使える

表で「0」となっている年がありますが、造幣局の表には0の意味(作っていないのか、四捨五入で0なのか)の説明はありません。表記どおりに受け止めておきましょう。

昭和の硬貨で製造枚数が少ない年を額面別に並べた図解

『じゃあ昭和33年のギザ10なら高く売れる?』と期待したくなりますよね。ただ、製造枚数が少ないことと、実際の買取価格が高いことは、公式にはつながっていません。

使われて傷んだ物なら、額面に近い評価になることも多いです。逆に、使われていない状態の物は評価が上がりやすくなります。

ギザ10の年ごとの見方はギザ10の価値、昭和の硬貨全体は昭和の硬貨の価値一覧で額面別に説明しています。

古いお札(旧紙幣)も「使えるかどうか」から見る

古いお札も、硬貨と同じ考え方で見ていけます。日本銀行によると、これまでに発行された56種類の銀行券のうち、今も有効なのは25種類です。

有効な古いお札は、額面どおりに使えます。その中には、次のような券があります(発行開始日は日本銀行の各券種ページの表記)。

券(日本銀行の名称)肖像発行開始
B百円券板垣退助昭和28年(1953年)12月1日
B五百円券岩倉具視昭和26年(1951年)4月2日
C千円券伊藤博文昭和38年(1963年)11月1日
C五千円券聖徳太子昭和32年(1957年)10月1日
C一万円券聖徳太子昭和33年(1958年)12月1日
D千円券夏目漱石昭和59年(1984年)11月1日

こうしたお札は、使われた物なら額面が目安になります。額面より上の評価を受けやすいのは、折れや汚れの無い未使用の物や、ゾロ目などの珍しい番号の物です。

「旧一万円札は古銭商でいくらで買ってもらえる?」という相談も見かけます。聖徳太子の一万円券は日本銀行で額面での引換えができるお札なので、額面が下限の目安です。

一方で、明治の政府紙幣や国立銀行紙幣のように、1899年に使えなくなったお札もあります。こちらは今のお金としては使えないので、古紙幣として種類を見てもらうことになります。旧紙幣の種類ごとの見方は旧紙幣の価値一覧にまとめています。

穴あき古銭(寛永通宝・天保通宝)の値打ちは?

古銭を見つけた人

穴の開いたお金が一番多いんです。寛永通宝って書いてあります。これは売れるんでしょうか?

案内役

寛永通宝はとても長い間たくさん作られたお金なので、1枚ずつの値段は控えめなことが多いです。でも書体の違いで評価が大きく変わるので、まとめて見てもらう価値はありますよ。

穴銭は、古銭の中でもいちばん見つかりやすいグループです。主な物の特徴を、貨幣博物館の情報から見ておきましょう。

  • 寛永通宝: 江戸幕府が1636年に発行。幕末まで作られ、1739年からは鉄の銭が中心になった。1768年には裏に波の模様がある真鍮の四文銭も作られた
  • 天保通宝: 1835年に作られた百文銭。裏に「当百」とある。大量に発行され、偽造も多かったとされる
  • 文久永宝: 1863年の四文銭
  • 永楽通宝: 中国の明のお金で、日本でも渡来銭として広く使われた

価格の目安として、買取福ちゃんの公式コラム(2026年3月21日掲載)の相場帯を紹介します。表の下には「製品の状態によっては買い取れない場合がございます」という注記があります。

種類(福ちゃん公式コラムの表記)相場帯(2026年3月21日掲載・状態で変動)
寛永通宝(島屋文)10万円~30万円
寛永通宝(二水永)数千円~5万円
寛永通宝(松本銭)数百円~1万円
天保通宝(本座長郭)数百円
天保通宝(母銭)1万円~10万円以上
天保通宝(会津長貝寶)数万円~10万円超

江戸時代のお金の単位も、知っておくと穴銭が身近になります。貨幣博物館によると、銭は1枚=1文で、1,000文=1貫文でした。

天保通宝は、寛永通宝一文銭の5文半ほどの原料で100文として通用させたお金です。ただ、実際には額面を下回る価値で使われていたとも説明されています。

同じ寛永通宝・天保通宝でも、種類で桁が変わるのが分かりますよね。ここが穴銭の面白いところであり、自分では判断しにくいところでもあるんです。

なお、おたからやは古銭・古紙幣の参考買取価格を公開しておらず、すべて「ASK」(問い合わせ)になっています。金額を知りたい時は、査定で聞くことになります。

種類の見分け方は寛永通宝の価値や天保通宝の価値、穴銭の価値で詳しく説明しています。

価値の高い古銭・プレミア古銭に多い特徴

先に結論

価値の高い古銭には、数が少ない、状態が良い、珍しい種類・ずれがある、のどれかが当てはまることが多いです。
金額の目安は各社の公式参考価格で確かめ、日付と注記も一緒に見ておきましょう。

「貴重な古銭」「プレミア古銭」と呼ばれる物には、いくつか共通点があります。手元の古銭を見る時のチェックに使ってみてください。

高値がつきやすい古銭のチェック
  • 製造枚数が少ない年・種類に当たる
  • 使われていない、または傷みが少ない
  • 穴銭なら、書体が珍しい物や母銭の可能性がある
  • 製造時の穴ずれ・刻印のずれなどエラーがある
  • お札なら、ゾロ目などの珍しい番号や、折れの無い状態
  • 日本貨幣商協同組合の鑑定書がついている

各社の公式参考価格の中から、穴銭以外の例を見てみます。バイセルの古銭の買取相場は「2025年11月時点の参考価格」で、「未使用新品、全て揃っている場合を想定」した上限の表記です。

品目(バイセル公式の表記)参考価格(2025年11月時点・上限表記)
八咫烏50銭銀貨~100万円
旧一圓銀貨 明治3年~1.8万円
貿易銀~0.85万円
明治通宝1円~1.5万円
光緒元宝~10万円
穴ずれ硬貨(50円玉)~1.275万円
番号ゾロ目紙幣(1万円札)~1.445万円

表の数字は「ここまでつくことがある」という上限で、手元の1枚がその金額になるという意味ではありません。バイセルの注記にも、実際の買取価格を保証するものではないと書かれています。

戦時中の錫の古銭(錫貨の十銭は1944年)のように、素材が変わった時期のお金も、種類として見ておきたいところです。

もっと詳しく、希少価値のある古銭の探し方は希少価値のある古銭とは?に、エラーの見方はエラーコインの価値にまとめています。

古銭が安い・値段がつきにくいのはどんな時?

古銭を見つけた人

逆に、ほとんど値段がつかない物もあるんですか? 全部安いと言われたらどうしようと不安です。

案内役

値段がつきにくい物があるのは事実です。ただ、それは「価値がゼロ」というより「たくさん残っている」「今も使える」といった理由のことが多いんですよ。

古銭が安いと言われやすいのは、主に次のような物です。

安くなりやすい理由例考え方
作られた数が多く、今も多く残っている一般的な寛永通宝、使われた昭和の硬貨種類の違いがないかは査定で確かめる
今も使えるお金使われた聖徳太子の千円札、ギザ10額面が下限の目安
状態が傷んでいる文字が読めない、割れ、強い折れ手を加えずに見てもらう
手入れの跡がある磨いた、洗った、薬品で拭いたこれ以上は触らない

例えば買取大吉の公式サイトでは、聖徳太子の1,000円札が1,000円、ピン札で1,500円という参考価格で載っています(日付表記なし・2026年11月4日に公式サイトで確認した参考価格)。使われたお札なら、額面どおりが目安になるということですね。

「古銭 kg」のように、重さでまとめていくらになるかを知りたい方もいます。買取大吉の公式サイトには「古紙幣おまとめ 2.3g」が50円という参考価格の例もありますが、重さあたりの決まった相場は公式情報では見当たりません。

店によって扱う種類も違います。大黒屋の公式サイトでは、穴銭・アルミ銭やスズ銭・現行貨幣と、日本銀行のページに載っている有効な銀行券・硬貨は買取対象外とされています。店の方針として知っておくと、話が早く進みます。

『値段がつかないなら、捨ててしまおうか』と古銭の処分方法を考える前に、今も使えるお金が混ざっていないかだけは確かめておきましょう。値段がつきにくい古いお金の扱い方は、価値がない古銭はある?で詳しく説明しています。

よくある相談:家から古銭が大量に出てきた、価値はある?

Yahoo!知恵袋などで多い相談を、要約して答えていきます。

遺品整理で、昭和の十銭や大正の一銭がたくさん出てきた

祖父の遺品から、昭和15年〜18年ごろの十銭や、大正・昭和初期の一銭がいろいろ出てきた、という相談があります。こうした銭の硬貨は、1953年12月31日限りで今のお金としては使えなくなっています。

大正〜昭和戦前の銭の硬貨は、同じ時代に大量に作られた物も多いです。年号と種類ごとに分けて、まとめて見てもらうのがおすすめです。年ごとの見方は一銭硬貨の価値や十銭硬貨の価値で説明しています。

開元通宝・洪武通宝・永楽通宝はそれぞれいくら?

中国から来た銭の相場を知りたい、という相談も見かけます。貨幣博物館の資料では、日本の大量出土銭で多い銭として開元通宝や永楽通宝が挙がっていて、多く残っている銭だと分かります。

それぞれの値段を示す公的なデータはなく、確認できた範囲では各社の公式参考価格にも個別の金額は見当たりませんでした。書体や状態で見方が変わるので、永楽通宝の価値で特徴を確かめてから査定に出してみてください。

祖父が集めた古銭が大量にある。価値がある物を知りたい

集めた人がいた古銭は、一般的な物と、珍しいと思って取っておいた物が混ざっていることがあります。ケースやアルバムに入れて別にしてある物は、特に大事にされていた可能性があります。

おたからやの公式FAQには、祖父母の家から出てきた古いお金を「まとめたままお持ち込みください」と書かれています。量が多い時の分け方は古銭が大量にある時の売り方で順を追って説明しています。

自分で古銭の価値を調べる順番

古銭を見つけた人

査定に出す前に、自分でもある程度は調べておきたいです。何から手をつければいいですか?

案内役

いい心がけです。全部を調べる必要はなくて、「使えるお金を分ける」「年号を読む」「公式の情報と照らす」の3つまでで十分ですよ。

自分で調べる時は、次の順番で進めると無理がありません。

古銭の価値を自分で調べる順番
  1. 手袋をして、今も使えるお金(昭和の硬貨・有効なお札)と、使えない古銭に分ける。
  2. 穴銭、銭・厘の硬貨、円の硬貨、お札の4つの袋に分ける。
  3. 円の硬貨は年号を読み、造幣局の年銘別貨幣製造枚数と照らす。
  4. お札は、日本銀行の「現在発行されていないが有効な銀行券」の一覧で券の種類を確かめる。
  5. 穴銭や銭の硬貨は、各社の公式参考価格や古銭の本で種類の名前を確かめる。
  6. 気になる物と、分からない物をメモにして、査定で聞きたいことをまとめる。
手元の古銭の価値を自分で調べる6つの順番の図解

古銭の価値を調べられる本やサイト

「古銭の価値が分かる本はある?」という疑問もよく見かけます。日本貨幣商協同組合は「日本貨幣カタログ」を発行していて、2027年版は2026年11月6日発売、定価2,420円(税込)と公式サイトで案内されています。

公式ページには、発行年ごとに発行枚数や保存状態別の価格を載せていると書かれています。ただ、その価格が販売の目安なのか買取の目安なのかは、公式ページでは確認できませんでした。本の価格を、そのまま買取価格と考えないようにしましょう。

古銭のサイトを見比べる時は、製造枚数や発行年が造幣局・日本銀行などの公的な情報に基づいているか、価格に日付と出典がついているかを見ておくと安心です。

「古銭 アイコインズ」のように、コインを扱うお店の名前と組み合わせて調べる方もいます。お店のサイトを見る時も、載っている金額が販売の値段なのか買取の値段なのかを確かめておくと、読み違えずに済みます。

鑑定書があると評価はどう変わる?

古銭には、業界団体の鑑定書がついていることがあります。日本貨幣商協同組合は、収集用の貨幣に鑑定書を発行していて、受付は全国の組合加盟店で行っています。

公式サイトによると、鑑定書の発行には2週間〜2ヶ月かかり、その間は古銭を預けることになります。鑑定料は品物の時価で変わり、10万円未満の物で11,000円(税込)からです。

大黒屋の公式サイトには、日本貨幣商協同組合の鑑定書があれば「より高い評価をさせていただきます」とあります。ただし、個人名や店舗名で発行された鑑定書は査定に影響しないとも書かれています。

手元に鑑定書がある時の注意

日本貨幣商協同組合は、偽の鑑定書が付いている事例が報告されていると注意を呼びかけています。
公式サイトには鑑定書の番号を照会できるページがありますが、照会は番号の確認であって、品物の真贋を決めるものではないと書かれています。

鑑定と査定の違いや費用の詳しい話は、古銭の鑑定はどこでする?で説明しています。

本物かどうか不安な時

古銭には、昔から偽物やレプリカも出回っています。貨幣博物館の資料でも、天保通宝について「偽造も多かった」とされています。

ただ、削る、薬品をつける、磨いて確かめるといった方法はおすすめしません。見分け方の考え方は古銭の偽物の見分け方で説明しています。おたからやの公式FAQには、本物か分からない古銭・古紙幣もそのまま持ち込めると書かれています。

売る前にやってはいけない手入れ

磨く・洗う・薬品はしない

古銭をきれいにする方法を探す方は多いですが、手入れは評価を下げることがあります。
おたからやの公式FAQは「無理に掃除したり磨いたりせず、そのままの状態でお持ち込みください」、バイセルの公式サイトは洗浄や研磨をしないよう案内しています。

バイセルの公式FAQでは、紐に通すといった整理もせず、そのままの状態で出すよう書かれています。紐に通したまま見つかった穴銭は、ほどかずにそのままにしておきましょう。

保管は、湿気と直射日光を避け、素手で触らないのが基本です。おたからやの公式サイトでは、古銭入れや専用のアルバムに入れて保管することがすすめられています。手入れと保管のくわしいやり方は古銭の保管方法と手入れにまとめています。

古銭の売却先はどこがいい?売買の場の違い

先に結論

古銭の売り先は、大手の買取店、古銭を専門に扱う店、フリマやオークションなどがあります。
種類が分からない古銭がまとまってあるなら、査定料が無料の買取店で一度まとめて見てもらうのが始めやすい方法です。

古銭の売買の場はいくつかあり、それぞれ向いている人が違います。

売り先向いている人確かめたいこと
大手の買取店(店頭・出張・宅配)種類が分からない物をまとめて見てほしい人古銭を扱っているか、査定料や出張料がかかるか
古銭商・コイン商(専門店)珍しい種類を詳しく見てほしい人日本貨幣商協同組合の加盟店か、予約が要るか
質屋・リサイクル店近所ですぐに相談したい人古銭を扱っているか(店ごとに違う)
フリマアプリ・ネットオークション種類と状態を自分で説明できる人説明の正確さ、発送の手間

『近所の質屋さんでも見てもらえるかな』と考える方もいますよね。質屋やリサイクル店は、古銭を扱うかどうかが店ごとに違うので、持ち込む前に電話で「古銭や古いお札も見てもらえますか」と聞いておくと無駄足になりません。

フリマアプリやネットオークションは、自分で値段を決められるのが魅力です。

その一方で、種類や状態を正しく説明する手間や、送る時の梱包の手間がかかります。種類が分からないまま出品すると、説明と実物の食い違いで困ることもあるので、慣れていない方は先に査定で種類を知っておくと安心です。

古銭を売っている店や、古銭の取扱店を探している方は、買う側と売る側で値段が違う点も知っておきたいところです。販売店で見かける値段と買取の値段の違いは、古銭の販売店で買う値段と売る値段はなぜ違う?で説明しています。

査定の受け方:店舗・出張・宅配・LINE査定

古銭の査定方法は、店によって選べる範囲が違います。各社の公式サイトで確認できた内容を並べると、次のとおりです(2026年11月4日確認)。

  • おたからや: 店頭・出張・無料査定フェア・フォーム・LINEの5つ。店舗数は2,120店舗以上(2026年11月時点・公式)
  • バイセル: 出張・店頭・宅配の3つ
  • 買取福ちゃん: 出張・宅配・店舗の3つ
  • 買取大吉: 店舗・出張・催事の3つ

古銭のLINE(ライン)査定や、フォーム・メールでの査定は、写真を送って先に目安を聞ける方法です。ただ、古銭は文字の形や裏の模様、状態で評価が変わるので、写真だけでは金額が決まらないこともあります。

宅配で送る時の発送方法や梱包のコツは古銭の宅配買取で、近くの古銭の店舗を探す時に電話で確かめたいことは近くの古銭買取店の探し方でまとめています。

『店に行くのは気が引ける』という方もいますよね。おたからやの公式サイトでは、査定料やキャンセル料はかからず、見積もりだけでも受け付けると案内されています。

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古銭・古いお札の価値を査定で確かめる

寛永通宝などの穴銭、明治〜昭和の硬貨、旧紙幣、エラーコインも、まとめたまま査定してもらえます。磨かずにそのまま持ち込めばよく、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

古銭の買取価格は種類と状態で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。

売る時に用意しておくもの

古銭を売る時は、多くの店で本人確認書類が求められます。おたからやの公式サイトでは、現住所が書かれた運転免許証やマイナンバーカードなどのうち1つを持参するよう案内しています。

おたからやと買取大吉の公式サイトでは、18歳未満の方からは買取をしないと書かれています。家族の遺品を若い家族が持ち込む時は、事前に確かめておきましょう。

あわせて、次の物をそろえておくと査定がスムーズです。

  • 古銭を入れていたケースやアルバム、箱
  • 鑑定書や、買った時の説明書きがあればそのまま
  • 種類ごとに分けた袋と、気になる物のメモ

店で聞いておくと安心なこと

査定の時は、次のように聞いておくと、提示された金額に納得しやすくなります。

「この中で、値段がついた物とつかなかった物を分けて教えてもらえますか」
「値段がついた理由を、種類か状態か教えてもらえますか」

出張で家に来てもらう訪問購入には、消費者庁の案内によると、書面を受け取った日から数えて8日以内のクーリング・オフがあります。店舗での買取は対象外なので、金額をよく確かめてから決めましょう。

売り先ごとの違いは古銭はどこで売る?、売る前の準備は古銭の買取、フリマやオークションとの違いは古銭はメルカリ・ヤフオクで売るべき?で詳しく説明しています。古銭を扱う専門店の選び方は古銭買取の専門店とは?を見てみてください。

古銭を売った時の税金と、相続で知っておくこと

古銭を見つけた人

もし高い値段がついたら、税金はかかりますか? 祖母の遺品なので相続のことも気になります。

案内役

多くの場合は心配いりませんが、高額になった時は確認が必要です。国税庁の情報をもとに、考え方だけお伝えしますね。

国税庁のタックスアンサーでは、家具や衣服など生活に通常必要な動産を売った時の所得は、税金がかからないとされています。ただし、貴金属や宝石、書画、骨とうなどで、1個または1組の価額が30万円を超えるものは除かれます。

古銭がこの「骨とう」に当たるかを名指しした国税庁の説明は、確認できた範囲では見当たりません。

例えば、缶いっぱいの穴銭をまとめて売って数千円になった、という場面なら、1個または1組30万円という線からは遠いですよね。一方で、1枚で高い値がついた時や、セットで大きな金額になった時は、確かめておきたい場面です。30万円を超えるような高額な古銭を売った時は、税務署や税理士に確認しておくと安心です。

課税される場合の計算の考え方(国税庁)

譲渡所得は、売った金額から、取得費と譲渡費用を引き、さらに特別控除の50万円を引いて計算します。
持っていた期間が5年を超えると長期譲渡所得になり、その金額の2分の1が総合課税の対象になります。

相続した古銭の評価については、財産評価基本通達で書画骨とう品は「売買実例価額、精通者意見価格等を参酌して評価する」とされています。古銭を名指しした評価方法は確認できていないので、相続の手続きで必要になった時は税理士に相談しましょう。

税金の詳しい話は古銭を売ると税金はかかる?、遺品から出てきた時の流れは遺品や実家から出てきた古銭の扱いで説明しています。

よくある質問

古銭はいくらになりますか?

種類と状態で大きく変わるため、決まった金額はありません。公的機関も古銭の相場は出していないので、各社の公式参考価格で目安を見てから、査定で確かめてみてください。

古銭の値打ちは、古いほど高いのですか?

古いほど高いとは限りません。江戸時代の寛永通宝でも1枚の値段が控えめな物がある一方、昭和の硬貨でも製造枚数が少なく状態が良い物は注目されやすいです。

古銭の売値と、店で売られている値段はなぜ違うのですか?

買取の値段と販売の値段は、店の手間や在庫の事情などで差が出るのが一般的です。売る時は、販売価格ではなく買取の参考価格や査定額で考えるのが現実的です。

古銭のLINE査定やメール査定だけで売れますか?

写真で目安を聞くことはできますが、古銭は状態や細かな違いで評価が変わるので、実物を見てから金額が決まることが多いです。店ごとの流れは公式サイトで確かめてみてください。

「古銭プッシャー」は古銭の価値と関係ありますか?

「古銭プッシャー」「古銭プッシャー外伝」はゲームの名前として検索されることが多い言葉で、実物の古銭の価値とは別の話です。手元に実物の古銭がある時は、この記事の順番で確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 古銭の価値は、希少性・状態・種類の違い・需要の4つで決まる
  • 公的機関は古銭の相場を出しておらず、造幣局の製造枚数などで当たりをつけ、査定で確かめる
  • 昭和の硬貨や有効な旧紙幣は今も使えるお金で、額面が価値の下限の目安
  • 寛永通宝などの穴銭は、同じ名前でも種類によって評価の幅が大きい
  • 参考価格は日付と注記を見て、上限や目安として受け止める
  • 磨く・洗うはせず、そのままの状態でまとめて査定に出す
  • 30万円を超えるような高額な売却や相続は、税務署・税理士に確認する
古銭の価値.jp

古銭の価値.jp 編集部

寛永通宝・天保通宝などの穴銭、明治〜昭和の硬貨、ギザ10や昭和の特年、エラーコイン、聖徳太子・伊藤博文などの旧紙幣について、価値の調べ方・見分け方・売り方を、公的機関の情報と各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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