当サイトの記事は、造幣局・日本銀行・貨幣博物館・財務省・国税庁など公的機関の情報、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。買取店の参考価格は記事執筆時点の公式表記で、日々変わります。
龍の絵が入った丸いコインに「光緒元寶」の文字。穴の開いた「乾隆通寶」もいっしょに出てきて、『中国のお金みたいだけど、価値はあるの?』と迷っている方も多いですよね。
結論から言うと、光緒元宝の価値は「銀貨か銅貨か」「本物か」「状態」で大きく変わり、金額は査定で確かめるしかありません。この記事を読めば、手元の中国古銭が何なのかの当たりをつけて、どこにどう見てもらえばいいかが分かります。
祖父の引き出しから、龍の絵のコインと、穴の開いた中国のお金がまとめて出てきました。光緒元寶と書いてある物もあります。
中国古銭は、穴の開いた銭と、穴の無いコインの2つに分けると整理しやすいですよ。どちらも本物かどうかの確認が大事なので、まずは磨かずにそのまま取っておきましょう。
光緒元宝は、穴の無い中国のコインです
光緒元宝は、中国の清の時代、光緒という年号のころに作られたコインです。寛永通宝のような穴銭とは違って、穴が無く、龍の図柄が入っているのが目印です。
光緒元宝には、銀でできた銀貨と、銅でできた銅貨があります。光緒元宝の価値を調べる時は、まずどちらなのかを分けることから始めましょう。
- 光緒元宝には銀貨と銅貨があり、まず色と重みで分けます。
- 公式の参考価格はありますが、上限の表記で、未使用の場合の想定です。
- 本物かどうかで評価がまったく変わるので、査定で確かめましょう。
| 名前 | 形 | 見た目の目印 | 手元での見方 |
|---|---|---|---|
| 光緒元宝(銀貨) | 穴なし | 銀色、龍の図柄 | 文字の周りに重さを表す字がある物も |
| 光緒元宝(銅貨) | 穴なし | 赤茶色、龍の図柄 | 「當制錢十文」のような字が入る物も |
| 光緒通宝 | 四角い穴あり | 赤茶色の穴銭 | 寛永通宝と同じ形の銭 |
| 大清銅幣 | 穴なし | 赤茶色、龍の図柄 | 「大清銅幣」の4文字で見分ける |
名前が似ていますが、光緒通宝は穴の開いた銭で、光緒元宝とは別物です。光緒通宝の価値を調べる時も、この違いを押さえておくと迷いにくいですよ。
光緒元宝の状態で見られるところ
同じ光緒元宝でも、状態によって評価は大きく変わります。手元で見ておきたいのは、次のようなところです。
- 龍の図柄の細かい線が残っているか
- 文字がすり減らずに読めるか
- 縁に欠けやへこみがないか
- 穴を開けた跡や、アクセサリーにした跡がないか
- 磨いてピカピカにした跡がないか
穴を開けた物やペンダントにした物は、加工品として見られることがあります。日本貨幣商協同組合も、加工してある貨幣には鑑定書を発行できないとしています。
公式の参考価格はどう見ればいい?
バイセル公式の古銭の買取相場(2025年11月時点の参考価格)では、中国貨幣の欄に「光緒元宝 ~10万円」と載っています。ただ、これは「〜○万円」という上限の表記です。
しかも、未使用で全て揃っている場合を想定した価格で、実際の買取価格を保証するものではないと注記されています。手元の光緒元宝がこの金額になるとは考えず、「状態がとても良ければ、ここまでつくこともある」くらいに受け止めてください。
銀貨か銅貨か、手元で分けるコツ
一番分かりやすいのは色です。銀色っぽい物と、赤茶色やこげ茶色の物に分けてみてください。
ただ、銀色に見えても銀とは限りませんし、黒ずんで銅に見える銀貨もあります。迷った物は「どちらか分からない」の袋を作って、無理に決めないのがコツです。
ちなみに、貨幣博物館の図録によると、当時のアジアでは貿易に銀貨(メキシコ銀)が使われていました。銀のコインが重んじられた地域だったことを知っておくと、龍の銀貨が作られた背景もイメージしやすくなりますよ。
黒っぽく変色したコインがあるんですが、少しこすれば銀か銅か分かりますよね?
こするのはやめておきましょう。変色も含めて評価されるので、こすった跡が残るほうが損になることがあるんです。分からない物は分からないまま見てもらえば大丈夫ですよ。

穴銭の中国古銭一覧|手元の銭の名前を確かめましょう
穴の開いた中国古銭は、表の4文字の名前で種類を見分けます。上下と左右の文字を読んで、どの時代の銭か当たりをつけてみましょう。
| 時代 | 主な銭の名前 | 補足 |
|---|---|---|
| 唐 | 開元通宝 | 日本の和同開珎(708年)のモデルになった銭(貨幣博物館) |
| 北宋 | 元祐通宝・大観通宝・政和通宝 | 元祐通宝と政和通宝は、日本の大量出土銭で上位に入る |
| 明 | 洪武通宝・永楽通宝 | 永楽通宝は日本の大量出土銭で6位 |
| 清 | 康熙通宝・乾隆通宝・嘉慶通宝・道光通宝・咸豊通宝・光緒通宝 | 年号の名前がそのまま銭の名前になっている |
| 朝鮮 | 常平通宝 | 中国ではなく朝鮮の銭 |
| 日本(幕末) | 琉球通宝 | 名前に琉球とあるが、日本で作られた銭 |
貨幣博物館によると、日本では12世紀以降、中国から入ってきた渡来銭がお金として広く使われました。だから、日本の家から中国の古い銭が出てくるのは、珍しいことではないんです。
古代の日本の銭も、中国の銭をお手本にしていました。貨幣博物館によると、708年の和同開珎は唐の開元通宝をモデルに作られています。開元通宝の価値を調べていて、和同開珎の話に行き着く方が多いのはこのためなんですね。
常平通宝という銭もあったんですが、これも中国のお金ですか?
常平通宝は朝鮮の銭なんです。見た目は中国の穴銭とよく似ているので、まとめて「中国古銭」として見てもらう形で大丈夫ですよ。
常平通宝の価値や常平通宝の買取を調べている方もいますが、公式に金額を示した情報は見当たりません。「常平通貨」と書かれることもありますが、通貨の名前としては常平通宝が正しい表記です。
名前の表記ゆれに注意
古銭の文字は旧字体なので、「乾隆通寶」「乾隆通寳」のように書き方が揺れることがあります。清の年号「康熙」も、「康煕」と書かれたり、「康照」と打ち間違えられたりします。
検索で同じ物が見つからない時は、表記を変えて調べてみてください。それでも分からない時は、写真を撮って査定で聞くのが早道です。
永楽通宝については永楽通宝の価値で、穴銭全体の見分け方は穴銭の価値と見分け方で詳しく紹介しています。
乾隆通宝・道光通宝などの価値はどう決まる?
清の銭は、日本の家からもよく出てくる種類です。乾隆通宝の価値や道光通宝の価値が気になって調べる方も多いですよね。
実は、乾隆通宝・康熙通宝・嘉慶通宝・道光通宝・咸豊通宝・洪武通宝・開元通宝・元祐通宝・大観通宝・政和通宝・琉球通宝について、2026年11月4日に各社の公式サイトで確認した相場表には、個別の金額は載っていませんでした。
買取福ちゃんは公式ページで、「同名の穴銭でも100円以下の価値のものから数10万円以上の価値があったりします」と説明しています。名前だけで値段が決まるわけではない、ということです。
| 評価に関わるところ | 見られる理由 |
|---|---|
| 文字の特徴 | 同じ名前でも、書体や裏の文字で種類が分かれる |
| 状態 | すり減り・欠け・錆・磨いた跡で評価が変わる |
| 本物かどうか | 似せて作られた物と区別する必要がある |
| まとまり方 | 同じ時代の銭がまとまっていると見てもらいやすい |
例えば、穴銭が50枚ほど出てきた場合
穴銭が50枚ほど出てきた家を例に、仕分けの流れを考えてみましょう。まず表の4文字を読んで、日本の銭(寛永通宝・文久永宝など)と中国の銭に分けます。
中国の銭は、さらに名前ごとに小分けにします。乾隆通宝が20枚、康熙通宝が10枚、名前が読めない物が数枚、のように分けておくと、査定の時にとても話が早いんです。
| 仕分けの段階 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1回目 | 日本の銭と中国・朝鮮の銭に分ける | 表の4文字を読む |
| 2回目 | 中国の銭を名前ごとに分ける | 乾隆・康熙など年号の字を見る |
| 3回目 | 読めない物・色の違う物を別にする | 無理に名前を決めない |
『全部読める自信がない』という方も、読めない物を別の袋にするだけで十分です。
公式に金額が出ている中国古銭
数は少ないですが、公式の参考価格が出ている中国古銭もあります。どれも上限や参考の表記なので、注記ごと見てください。
| 会社と出典 | 品目 | 表記 | 注記 |
|---|---|---|---|
| バイセル(2025年11月時点の参考価格) | 光緒元宝 | ~10万円 | 上限・未使用で揃っている場合の想定 |
| バイセル(同上) | 1984年中国貨幣セット | ~18万円 | 同上 |
| バイセル(同上) | 威豊通宝(原文の表記) | ~68万円 | 同上 |
| 買取福ちゃん(日付表記なし) | 中華民国共和記念幣 壹圓銀貨 | 〜756,000円 | 上限の表記 |
| 買取福ちゃん(同上) | 孫文 壹圓銀貨 | 〜14,400円 | 上限の表記 |
| 買取大吉(2026年11月4日に公式サイトで確認) | 中国古銭 八卦 十二支 干支 絵銭 | 3,600円 | 参考価格・店舗買取 |
バイセルの表の「威豊通宝」は原文どおりの表記です。咸豊通宝の価値を調べている方は気になりますよね。ただ、表からは手元の咸豊通宝と同じ物かどうかまでは分からないので、そのまま当てはめないようにしましょう。
本物か不安な時に、自分でしないこと
中国古銭は、昔から似せて作られた物も多いと言われる分野です。知恵袋でも「本物と偽物の見分け方はあるの?」という相談が多く寄せられています。
『重さを量ったり、こすって色を見たりすれば分かるかも』と思うかもしれません。でも、削る・薬品をつける・磨くといった確かめ方は、本物だった時に価値を下げてしまいます。
バイセルは公式ページで、古銭の洗浄や研磨はしないよう呼びかけています。
錆や変色も含めて評価されるので、そのままの状態で見てもらいましょう。
ここで知っておきたいのが、鑑定書の事情です。日本貨幣商協同組合は、日本で発行されていない外国貨幣には鑑定書を発行できないとしています。
一方で、バイセルは公式ページで、PCGS社やNGC社といった国際的な第三者機関のケース入りのコインは、ケースを割らずにそのまま査定に出すよう案内しています。手元の光緒元宝がケースに入っていたら、開けずにそのまま持っていきましょう。
本物かどうか分からない物をお店に持っていくのは、なんだか気が引けます。
気にしなくて大丈夫ですよ。おたからやは公式FAQで、本物かどうか分からない古銭もそのまま持ち込めると案内しています。「本物かどうかも見てもらえますか」と一言添えれば十分です。
偽物の考え方は古銭の偽物の見分け方でも詳しく紹介しています。
「中国のお金だから中国で売るほうがいい?」
知恵袋には、中国に持っていって見てもらったという相談もあります。ただ、海外で売るには持ち出しや言葉の手間がかかりますし、その場で本物かどうかの判断が分かれることもあります。
まずは日本で中国古銭を扱っているお店に見てもらい、説明に納得できるかどうかで決めるのが現実的です。提示額に迷ったら、別のお店でも見てもらって比べてみてください。
中国の旧紙幣の価値は?
コインといっしょに、中国の古いお札が出てくることもあります。中国 旧紙幣 価値で調べても、はっきりした答えが見つからず困っている方もいるはずです。
中国の古い紙幣について、公式に金額を出している買取店は確認できませんでした。ただ、バイセルのサイトのメニューには「中国紙幣」があり、おたからやにも外国紙幣のページがあります。
- 折れや破れを、テープで直さずそのままにした
- 何枚あるか、種類ごとに数えた
- 表と裏を写真に撮った
- 外国の紙幣を扱っているか、お店に確かめた
コインは売れそうでも、お札は古くて汚れているので、捨ててしまおうかと思っています。
捨てる前に、一度だけでも見てもらうのがおすすめです。おたからやは公式FAQで、破れや折れがある古紙幣でも、年代や種類によっては査定対象になると案内していますよ。
お札は、折り目や書き込みでも評価が変わります。アイロンをかけたり、汚れを消しゴムで消したりもしないでおきましょう。
中国古銭を売る時の手順とお店の選び方
中国古銭は、扱うお店とそうでないお店がはっきり分かれる分野です。持っていく前に確かめるだけで、無駄足を減らせますよ。
例えば大黒屋は、公式ページで穴銭を買取対象外としています。一方で、おたからやには中国貨幣のページがあり、バイセル・買取福ちゃん・買取大吉も中国古銭の品目を公式ページに載せています。
- 穴の開いた銭と、穴の無いコインに分ける
- 穴銭は表の4文字の名前ごとに、コインは銀色と赤茶色で分ける
- ケース入りの物はケースのまま、ほかは磨かず袋に包む
- 中国古銭を見てもらえるか、お店に電話で確かめる
- 本人確認書類を持って、まとめて査定を受ける

店頭・出張・宅配、どれで売る?
中国古銭の買取は、店頭・出張・宅配のどれかで受けるのが一般的です。量や家の状況に合わせて選んでみてください。
| 売り方 | 向いている場面 | 知っておきたいこと |
|---|---|---|
| 店頭 | 量が少なく、目の前で見てほしい | 店舗での買取はクーリング・オフの対象外(国民生活センター) |
| 出張 | 量が多く、運ぶのが大変 | 訪問購入は書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができる(消費者庁) |
| 宅配 | 近くにお店がない | 扱っている会社とそうでない会社がある |
どの売り方でも、査定料や出張料を無料とうたう会社が多いですが、条件は各社の公式ページで確かめておきましょう。店頭で売る時は、その場で決めずに一度持ち帰って考えるのも1つの方法です。
電話では「光緒元宝や乾隆通宝など、中国の古銭がまとまってあるんですが、見てもらえますか」と聞けば大丈夫です。光緒元宝の買取も乾隆通宝の買取も、同じ流れで相談できます。
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古銭・古いお札の価値を査定で確かめる
寛永通宝などの穴銭、明治〜昭和の硬貨、旧紙幣、エラーコインも、まとめたまま査定してもらえます。磨かずにそのまま持ち込めばよく、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する古銭の買取価格は種類と状態で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
提示額に納得できない時は
『思っていたより安い』と感じることもありますよね。そんな時は、その場で決めずに「どこを見てこの金額になったんですか」と聞いてみてください。
本物かどうか、状態、需要のどこが理由なのかが分かれば、別のお店にも見てもらうかどうかを落ち着いて決められます。査定だけで帰ってもキャンセル料はかからないと公式に案内している会社も多いので、遠慮はいりませんよ。
琉球通宝の買取価格を知りたい方も、まずは同じように穴銭を扱うお店で見てもらってみてください。売り先ごとの違いは古銭はどこで売る?で、ほかの古銭の目安は種類別の古銭の価値で紹介しています。
中国古銭について、よくある相談
知恵袋に寄せられている中国古銭の相談を、要約して答えますね。
「光緒元寶」と龍の絵、「十文」と読める字がある古銭は何?
穴の無いコインで、光緒元寶の文字と龍の図柄があり、十文と読める字が入っているなら、光緒元宝の銅貨の可能性があります。銅貨は、銀貨と分けて見てもらいましょう。
ただ、見た目が同じでも本物とは限りません。磨かずに、表と裏の写真を撮ってから査定に出してみてください。
咸豊通宝と絵銭がある。価値を知りたい
咸豊通宝は清の銭で、絵銭は図柄を主にした銭です。どちらも、公式に個別の金額を出している情報は少ないです。
買取大吉は「中国古銭 八卦 十二支 干支 絵銭」に参考価格3,600円(2026年11月4日に公式サイトで確認)を載せています。手元の物が同じとは限らないので、目安の1つとして見ておきましょう。
寛永通宝や乾隆通寶などが500枚くらいある
まずは、日本の銭と中国の銭に分けるところから始めてみてください。表の4文字を読めば、ほとんどは仕分けられます。
量が多い時は、出張買取を使うと運ぶ手間が省けます。ただし穴銭を扱うかどうかはお店によって違うので、申し込む前に確かめておきましょう。
よくある質問
光緒元宝の価値はいくらですか?
バイセル公式の古銭の買取相場(2025年11月時点の参考価格)では「光緒元宝 ~10万円」ですが、未使用で揃っている場合を想定した上限の表記です。実際の金額は、銀貨か銅貨か・本物か・状態で変わるので、査定で確かめましょう。
光緒元宝の買取はどこでできますか?
中国古銭を扱っている買取店で査定できます。穴銭や外国の古銭を対象外にしているお店もあるので、事前に電話で確かめてください。
中国古銭に鑑定書はつけられますか?
日本貨幣商協同組合は、外国貨幣には鑑定書を発行できないとしています。国際的な第三者機関のケースに入っている物は、ケースを開けずにそのまま査定に出しましょう。
常平通宝は中国の古銭ですか?
常平通宝は朝鮮の銭です。見た目が中国の穴銭と似ているので、中国古銭といっしょに見てもらえるお店に相談してみてください。
乾隆通宝の買取価格はどれくらい?
2026年11月4日に確認した各社公式の相場表に、乾隆通宝の個別の金額はありませんでした。同じ名前でも状態や特徴で差が出るので、まとめて査定に出すのが近道です。
まとめ
- 光緒元宝は穴の無い中国のコインで、銀貨と銅貨があります。
- 公式の参考価格は上限・未使用想定の表記なので、そのまま当てはめないようにしましょう。
- 穴銭の中国古銭は、表の4文字で時代と種類の当たりがつきます。
- 本物か不安でも、削る・薬品・磨くはせず、そのまま査定に出しましょう。
- 中国古銭を扱うお店かどうかを確かめてから、まとめて見てもらうのが近道です。






