当サイトの記事は、造幣局・日本銀行・貨幣博物館・財務省・国税庁など公的機関の情報、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。買取店の参考価格は記事執筆時点の公式表記で、日々変わります。
蔵や古い箱を片付けていたら、「和同開珎」と読める銭が出てきた。教科書で見たあのお金なら、すごい価値があるのでは、とドキッとしますよね。
結論から言うと、和同開珎の価値や値段は、本物かどうかと状態を専門家に見てもらって初めて分かります。公式に値段を出している買取店は見当たらず、まずは確かめるところから始めるのが近道です。
この記事では、和同開珎がどんなお金か、本物かどうかの確かめ方、売る前に知っておきたいことが分かります。
古銭の箱の中に和同開珎がありました。ケースに入っていて状態も良さそうです。いくらくらいになりますか?
ケースに入っていたなら、そのまま保管しておきましょう。値段の前に、まず本物かどうかを見てもらうのが先なんです。
和同開珎の値段は、公式にはどこまで分かる?
『和同開珎の値段はいくら?』と調べても、はっきりした数字が見つからないですよね。実は、そもそも古銭の相場を公的機関は出していません。
造幣局も、古いお金の市場での価値は把握していないと答えています。買取店の公式ページを見ても、和同開珎の買取価格を数字で載せているところは確認できませんでした。
| 調べる先 | 和同開珎の値段について分かること |
|---|---|
| 造幣局 | 市場での価値は把握していないと回答 |
| おたからや | 古銭の参考買取価格はすべて「ASK」(問い合わせ制) |
| バイセル・買取福ちゃん・買取大吉 | 公式の価格表に和同開珎は見当たらず |
| 日本貨幣カタログ | 和同開珎から載っているが、掲載価格が買取価格かどうかは公式に書かれていない |
- 和同開珎の値段を公式に約束している情報はありません。
- 古い時代のお金なので、まず本物かどうかを確かめる必要があります。
- 本物でも、状態によって評価は変わります。
- 値段は、査定や鑑定で実物を見てもらって確かめましょう。
ネットで見かける金額は、どの物の、いつの値段なのかが分からないことも多いんです。手元の1枚に当てはまるとは限らないので、参考程度にしておきましょう。
和同開珎とは?708年に生まれた古代のお金
和同開珎(わどうかいちん)は、708年に発行された日本の古代のお金です。唐の銭「開元通宝」をお手本に作られました(貨幣博物館)。
同じ708年のうちに、5月に銀銭、8月に銅銭が発行されています。銀銭のほうは、710年に使用が禁止されました。
銀銭と銅銭がある
和同開珎には、銀でできた物と銅でできた物があります。銀銭は使われた期間が短かったことになります。
| 項目 | 和同開珎の銀銭 | 和同開珎の銅銭 |
|---|---|---|
| 発行 | 708年5月 | 708年8月 |
| その後 | 710年に使用が禁止された | 古代の銅銭の始まりの1つ |
| 確かめたいこと | 素材が本当に銀か | 錆や欠け、文字の残り具合 |
『銀銭のほうが価値が高いの?』と気になる方もいるはずです。ただ、銀銭か銅銭かの見分けも含めて、手元の物がどちらかは専門家に見てもらって確かめるところです。
和同開珎の後に続いた古代の銭
国が作った古代の銅銭は、富本銭を含めて13種類あったとされています(貨幣博物館)。そのうち和同開珎から乾元大宝までの12種類は、「皇朝十二銭」と呼ばれることがあります。
| 銭 | 発行年 |
|---|---|
| 和同開珎 | 708年 |
| 万年通宝 | 760年 |
| 神功開宝 | 765年 |
| 隆平永宝 | 796年 |
| 富寿神宝 | 818年 |
| 承和昌宝 | 835年 |
| 長年大宝 | 848年 |
| 饒益神宝 | 859年 |
| 貞観永宝 | 870年 |
| 寛平大宝 | 890年 |
| 延喜通宝 | 907年 |
| 乾元大宝 | 958年 |
新しい銭を出す時は、新しい銭1枚を古い銭10枚分とする決まりがありました(貨幣博物館)。958年の乾元大宝を最後に、国による銭づくりは長く途絶えます。
日本のお金の流れは日本のお金の歴史で、ほかの穴銭の種類は穴銭の価値で紹介しています。

和同開珎は、本物かどうかの確かめが欠かせない
和同開珎は、1,300年以上前のお金です。それだけ古い物なので、見た目だけで本物かどうかを判断するのはとても難しいんです。
『教科書と同じ形だから本物でしょう』と思いたくなりますよね。でも、形が同じに見えるかどうかと、本物かどうかは別の話です。
- ケースや袋に入っていたら、そのまま保管する
- 表と裏の写真を撮っておく
- どこから出てきたか、一緒に出てきた物をメモする
- 手袋をして、そっと扱う
- 磨いたり、洗ったりする
- 薬品や磨き粉で錆を落とす
- 削ったり、叩いたりして中を見る
- ケースを開けて、何度も素手で触る
おたからやの公式FAQでは、磨き傷や洗浄跡がつくと収集品としての評価に影響する場合があると案内しています。本物だった時のためにも、今の状態を守っておくのが大切です。
鑑定書が付いていても、安心しきらないようにしましょう。
日本貨幣商協同組合は、偽造された鑑定書が付いている事例が多く報告されているとして、鑑定書ナンバーの照会窓口を設けています。照会は番号を確かめるもので、品物の真贋を決めるものではないそうです。
偽物や複製品の考え方は古銭の偽物の見分け方で紹介しています。
和同開珎の鑑定の受け方
本物かどうかをしっかり確かめたい時は、鑑定という方法があります。収集用の貨幣に鑑定書を出しているのが、日本貨幣商協同組合です。
- 全国の組合加盟店に、鑑定書を取りたいと相談する
- 加盟店に貨幣を預ける(組合の鑑定委員会に届けられる)
- 鑑定委員会が鑑定する
- 真正品と評価されると、鑑定書が発行される
| 確かめておきたいこと | 日本貨幣商協同組合の公式案内 |
|---|---|
| 期間 | 2週間〜2ヶ月(その間は預ける) |
| 鑑定料(時価10万円未満) | 11,000円(税込) |
| にせ物・鑑定不能だった時 | 申し込み手数料として1品8,800円(税込) |
| 鑑定書が出ない例 | 著しく劣化した物、加工してある物、修正品など |
鑑定には費用と時間がかかります。先に買取店の査定で見てもらい、話を聞いてから鑑定を考えても遅くありません。
加盟店では「和同開珎の鑑定書を取りたいのですが、まず見てもらえますか」と相談すれば大丈夫です。
組合の事務所そのものでは鑑定や買取を受け付けていないので、相談は加盟店かイベント会場の無料鑑定コーナーになります。料金や条件は日本貨幣商協同組合の鑑定書の案内で確かめられます。鑑定全般の流れは古銭の鑑定はどこでする?を見てみてください。
和同開珎の買取価格を知りたい時に、先に確かめること
和同開珎を売るか迷っている時も、まずは査定で見てもらうのがいちばんです。査定だけなら無料のお店も多いので、売るかどうかはその後で決められます。
- 磨かず、ケースや袋に入ったままにしている
- 一緒に出てきた古銭も、まとめて持っていく
- 穴銭を扱っているお店か、電話で確かめた
- 本物か分からないことを、正直に伝える準備ができている
穴銭の扱いはお店によって違います。おたからや・バイセル・買取福ちゃん・買取大吉は穴銭も査定の対象として案内していて、大黒屋は穴銭を買取対象外としています。
おたからやの公式FAQでは、本物かどうか分からない古銭でも、そのまま持ち込めると案内しています。お店では「和同開珎のようなのですが、本物かどうかも含めて見てもらえますか」と伝えれば十分です。
本物じゃなかったら、恥ずかしい気がして持っていきにくいです。
気にしなくて大丈夫ですよ。分からないから見てもらう、というのは自然なことです。結果を聞いてから、売るか残すかを考えましょう。
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古銭・古いお札の価値を査定で確かめる
寛永通宝などの穴銭、明治〜昭和の硬貨、旧紙幣、エラーコインも、まとめたまま査定してもらえます。磨かずにそのまま持ち込めばよく、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する古銭の買取価格は種類と状態で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。

売り先の違いや準備は古銭の買取で売る前の準備で、古銭全体の価値の決まり方は古銭の価値はどう決まる?で紹介しています。
和同開珎について、よくある相談
知恵袋には、和同開珎の値段や本物かどうかを尋ねる相談がよく寄せられています。代表的なものを要約して答えますね。
状態のいい和同開珎なら、どのくらいの価値?
状態がいいことは、評価の上ではプラスになります。ただ、和同開珎の値段を公式に出している買取店は確認できず、まずは本物かどうかが前提になります。
状態がいいと感じた物ほど、手を加えずに専門家に見てもらいましょう。
蔵の古銭の中に、寛永通宝と一緒に和同開珎が混ざっていた。珍しい物?
寛永通宝などの古銭と一緒に出てくることはあります。ただ、珍しい物かどうかは、本物かどうかと種類・状態を見てからでないと分かりません。
寛永通宝の見分け方は寛永通宝の価値で紹介しています。まとめて査定に出し、和同開珎についてだけ詳しく説明を聞くのがおすすめです。
同じ一文銭でも、和同開珎と寛永通宝では価値が違う?
作られた時代は900年以上違いますが、古いほど高いとは限りません。どちらも、種類と状態、本物かどうかで評価が変わります。
和同開珎は本物かどうかの確かめが特に大事、と覚えておくと迷いにくいですよ。
和同開珎が使われなくなったのはいつ?
貨幣博物館によると、日本では10世紀末から16世紀まで国による銭づくりが行われず、12世紀以降は中国から来た渡来銭が広く使われました。和同開珎だけがいつまで使われたかを示す公的な説明は、確認できませんでした。
よくある質問
和同開珎の値段はいくらですか?
公的な相場はなく、和同開珎の買取価格を公式に載せている買取店も確認できませんでした。本物かどうかと状態を、査定や鑑定で確かめてもらいましょう。
和同開珎の銀銭と銅銭は、どう違いますか?
708年5月に銀銭、同年8月に銅銭が発行されました。銀銭は710年に使用が禁止されています。手元の物がどちらかは、専門家に見てもらって確かめましょう。
ケースに入っている和同開珎は、出して確かめてもいいですか?
ケースから出さず、そのまま見てもらいましょう。バイセルの公式ページでも、鑑定済みのケースに入ったコインはケースを割らずにそのまま査定に出すよう案内しています。
和同開珎は今のお金として使えますか?
今のお金としては使えません。1円未満のお金は1953年12月31日限りで通用力を失っています(日本銀行)。
まとめ
- 和同開珎は708年に発行された古代のお金で、銀銭と銅銭があります。
- 和同開珎の値段を公式に約束している情報はなく、査定や鑑定で確かめます。
- 古い時代のお金なので、本物かどうかの確かめが欠かせません。
- 磨く・洗う・削るはせず、ケースや袋に入ったまま見てもらいましょう。
- 鑑定書は日本貨幣商協同組合の加盟店を通して申し込めます。






