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遺品の中から一分銀や天保通宝が出てきました。でも、ネットで偽物も多いと見て、本物かどうか不安になっています。
その不安はもっともです。ただ、自分で白黒をつけようとして傷めてしまうのがいちばんもったいないので、確かめ方の順番から見ていきましょう。
手元の古銭が本物なのか偽物なのか、気になって調べている方も多いですよね。
結論から言うと、古銭の本物の見分け方として自分でできるのは「見るだけのチェック」までです。削る・薬品を使う・磨くといった確かめ方はせず、最後は古銭を扱う専門家に見てもらうのが確実です。
ここでは、本物かどうか気になりやすい古銭と、自分で見ておくところ、やってはいけないことを順番に紹介します。
古銭の本物と偽物は、見た目だけで見分けられる?
『写真と見比べれば分かるはず』と思いがちですが、実はそう簡単ではないんです。
例えば天保通宝は、貨幣博物館の図録に「偽造も多かった」と書かれています。江戸時代の当時から偽造の銭が出回っていたということです。
- 同じ名前の古銭でも、書体や鋳造の違いで種類が多い
- 写真では、色や大きさの微妙な違いが分かりにくい
- 鑑定書が付いていても、その鑑定書が偽造されている例がある
日本貨幣商協同組合は、偽造された鑑定書が付属する事例が多く報告されているとして、鑑定書ナンバーの照会窓口を設けています。照会は番号の照会で、品物の真贋を決めるものではない、とも注記しています。
本物かどうか気になりやすい古銭
本物かどうかの相談が多いのは、値段の幅が大きい物や、種類が多い物です。代表的な古銭を並べてみます。
| 古銭 | 気になりやすい理由 | 見ておきたいところ |
|---|---|---|
| 寛永通宝 | 種類がとても多く、値段の幅が広い | 書体と裏の模様、枚数 |
| 天保通宝 | 当時から偽造も多かったと図録にある | 「当百」の文字や全体の作り |
| 八咫烏の50銭銀貨 | 公式の相場表で高い上限が載っている | 入手した経緯、ケースや鑑定書 |
| 中国古銭 | 種類が多く、出どころが分かりにくい | どこで手に入れた物か |
| エラーコイン | 製造時のエラーか、後から手が加わったか | 傷や変形の様子 |
寛永通宝と天保通宝は「種類」で値段が変わります
寛永通宝が本物かどうか気になる時は、まず種類を知るところからです。福ちゃんの公式コラム(2026年3月21日掲載)では、寛永通宝の松本銭が数百円〜1万円、島屋文が10万円〜30万円という相場帯で載っています。
天保通宝の価値も同じで、本物かどうかに加えて、どの種類かで大きく変わります。同じコラムでは、本座長郭が数百円、母銭が1万円〜10万円以上という相場帯です。
八咫烏の50銭銀貨は、上限の金額に引きずられない
八咫烏の50銭銀貨は、バイセルの古銭の買取相場(2025年11月時点の参考価格・未使用で揃っている場合の上限表記)に「〜100万円」と載っています。
ただ、これは上限の目安です。『100万円の物かもしれない』と期待するほど、本物かどうかの確認は慎重にしておきたいところですね。
自分でできるのは「見るだけ」のチェック
自分でできることは、傷めずに観察して、メモしておくことです。これだけでも、店で相談する時に話がぐっと早くなります。
- どこから出てきた物か(家にずっとあった、土産物として買った、など)
- 同じ物がたくさん、新しい色のままそろっていないか
- ケースや袋に「複製」「レプリカ」などの表示が無いか
- 鑑定書が付いていれば、鑑定書の番号を控える
- 表と裏の写真を、明るい所で撮っておく
『重さを量れば分かるのでは』と考える方もいますよね。
ただ、古銭は摩耗やさびで重さが変わることもあり、重さだけで本物か偽物かを決めるのはむずかしいです。量るなら、記録の一つとしてメモしておくくらいにしておきましょう。

本物か確かめたくても、やらないでほしいこと
ここが一番大事なところです。確かめようとして手を加えると、本物だった時の価値を自分で下げてしまうことがあります。
- やすりや刃物で削って、中の色を確かめる
- 薬品や洗剤で、さびや汚れを落とす
- 布や磨き粉でこすって、光らせる
- 紐に通してある穴銭を、ばらばらに外す
バイセルは公式に、錆を落とそうと薬液や磨き粉で洗うと、かえって傷がつき価値が大幅に下がると案内しています。紐に通すなどの整理もせず、そのまま出すよう書いています。
日本貨幣商協同組合も、加工してある物や修正品などは鑑定書を発行できない例に挙げています。本物でも、手を加えたことで証明を受けられなくなることがあるんです。
偽物を売ったらどうなる?法律の話
『もし偽物だったら、売った自分が罪になるの?』と心配する方もいます。ここは公式に書かれている範囲で紹介しますね。
| 法律 | 書かれていること |
|---|---|
| 刑法第148条 | 行使の目的で、通用する貨幣・紙幣・銀行券を偽造・変造することや、偽造通貨を行使することを罰する |
| 刑法第152条 | 受け取った後に偽造と知って使ったり渡したりすることを罰する |
| 通貨及証券模造取締法 | 貨幣や銀行券などに紛らわしい外観の物を製造・販売することを禁じる |
刑法148条の対象は、今も通用するお金です。通用力の無い古銭のレプリカの販売がどの法律に当たるかを説明した公式の記述は、この記事の調査では見つかりませんでした。
だからこそ、偽物かもしれない物を「本物」として売るのは避け、分からない物は分からないまま専門家に見てもらうのが安心です。条文はe-Govの刑法のページで読めます。
今のお金の偽物が疑われる時は
今も使えるお札や硬貨の偽造が疑われる時は、日本銀行の引換窓口で鑑定を依頼できます。財務省も、偽造の銀貨幣について、真偽に不安がある時は近くの警察か日本銀行に知らせるよう案内しています。
古銭の本物の見分け方、よくある相談
Yahoo!知恵袋には、古銭が本物かどうかの相談がたくさんあります。3つ取り上げて答えますね。
中国古銭の本物と偽物は、どう見分ける?
中国古銭は種類が多く、写真だけで見分けるのはむずかしい分野です。光緒元宝のように公式の相場表に載っている物もありますが、自分で結論を出すより、外国や中国の古銭を扱う店に見てもらいましょう。
なお、日本貨幣商協同組合は、外国貨幣には鑑定書を発行できないとしています。中国古銭の扱いは中国古銭の価値でも紹介しています。
遺品から出てきた一分銀が、偽物かもしれないと言われた
一度「偽物かも」と言われると、ほかの古銭まで不安になりますよね。
こういう時は、別の店でもう一度見てもらうのが落ち着いた進め方です。本物かどうか分からない古銭でも、おたからやは公式FAQで、そのまま持ち込めると案内しています。
本物のエラーコインかどうか、どこで確かめる?
本物のエラーコインかどうかは、製造時に起きたエラーなのか、後から傷や変形が加わった物なのかがポイントになります。見ただけでは分かりにくいので、エラーコインを扱っている買取店に相談してみましょう。
昭和や平成の硬貨のエラーコインは今も使える現行の貨幣で、組合の鑑定書の対象外です。見分け方の考え方はエラーコインの価値にまとめています。
不安なら、そのまま専門家に見てもらう
本物か偽物かで悩み続けるより、見てもらったほうが早いこともあります。
偽物だったら恥ずかしいので、店に持って行くのをためらってしまいます。
本物か分からない物を見てもらうのは、査定ではよくあることです。「本物かどうかも分からないのですが」と最初に伝えれば大丈夫ですよ。
おたからやは、店舗数2,120店舗以上(2026年11月時点・公式)で、店頭・出張・無料査定フェア・フォーム・LINEの5つの査定方法を公式に案内しています。査定料・キャンセル料・出張料・買取手数料は無料です。
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古銭・古いお札の価値を査定で確かめる
寛永通宝などの穴銭、明治〜昭和の硬貨、旧紙幣、エラーコインも、まとめたまま査定してもらえます。磨かずにそのまま持ち込めばよく、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する古銭の買取価格は種類と状態で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
本物だという証明書が欲しい時は、日本貨幣商協同組合の鑑定書という方法もあります。料金や期間は古銭の鑑定はどこでするかで、種類ごとの価値の目安は古銭の価値の決まり方で確かめてみてください。

よくある質問
古銭の偽物を見分ける一番の方法は何ですか?
自分でできるのは見るだけのチェックまでです。削ったり薬品を使ったりはせず、古銭を扱う買取店や専門店に見てもらいましょう。
寛永通宝の本物と偽物は、写真で見分けられますか?
寛永通宝は種類がとても多く、写真だけで判断するのはむずかしいです。表と裏の写真を撮っておき、穴銭を扱う店で実物を見てもらいましょう。
鑑定書が付いていれば本物ですか?
日本貨幣商協同組合は、偽造された鑑定書が付属する事例が多く報告されていると案内しています。鑑定書の番号は組合の照会窓口で照会できますが、品物の真贋を決めるものではありません。
偽物と分かった古銭はどうすればいいですか?
本物として売ったり人に渡したりせず、手元で保管するのが無難です。今のお金の偽造が疑われる場合は、日本銀行か警察に相談しましょう。
まとめ
- 古銭の本物と偽物は、見た目だけで白黒をつけるのはむずかしい
- 自分でできるのは、出どころや表示の確認、写真とメモなど見るだけのチェック
- 削る・薬品・磨く・紐から外すは、本物の価値を下げるのでしない
- 偽物を本物として売らない。今のお金の偽造は日本銀行や警察に相談
- 不安なら、本物か分からないまま専門家に見てもらう






