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祖父が亡くなって遺品を整理していたら、古銭の入った箱がいくつも出てきました。何から手をつければいいのか分かりません。
まずは慌てて捨てたり売ったりせず、家族で「誰の物として、どうするか」を決めるところから始めましょう。価値の見当は、そのあとでも十分間に合います。
遺品の中から古銭がまとまって出てくると、どう扱えばいいか迷いますよね。
結論から言うと、遺品の古銭は「家族で相談する」「そのままの状態で仕分ける」「まとめて査定で見てもらう」の順で進めるのが安心です。価値のある物を見落としたり、家族の間で行き違いが起きたりするのを防げます。
この記事では、片付けの最初に決めておくことから、仕分け、売却までの流れを紹介します。
遺品の古銭、まず最初にやること
片付けを急いでいると、古いお金はつい後回しにしたり、まとめて処分したくなったりします。ただ、最初に少しだけ手を止めることが大事なんです。
捨てない、磨かない、家族に知らせる。この3つだけ守っておけば、あとからでもいくらでも判断できます。
古銭は、汚れていても種類によっては値段がつくことがあります。買取各社の公式サイトでも、磨いたり洗ったりせずそのまま持ち込むよう案内されています。
家族で先に決めておきたいこと
故人のコレクションは、家族にとって思い出の品でもあります。『自分が片付けているんだから、自分で決めていいだろう』と思うかもしれませんね。
ただ、あとで「売る前に相談してほしかった」と言われることもあります。一言かけておくだけで、余計な行き違いを防げますよ。
- 古銭が出てきたことを、ほかの家族に伝えた
- 形見として残したい物があるか聞いた
- 売るなら誰が窓口になるか決めた
- 売ったお金をどう扱うか話した
例えば「おじいちゃんの古銭、一度まとめて見てもらおうと思うけど、残したい物はある?」と聞くだけでも十分です。
遺品の古銭と相続の関係
遺品の古銭は、故人が残した財産の一部です。高額な物が含まれていると、相続の話と関わってくることがあります。
相続税の計算では、財産は取得した時の時価で評価すると相続税法で定められています。国税庁の財産評価基本通達では、書画骨とう品は「売買実例価額、精通者意見価格等を参酌して評価する」とされています。
| 気になること | 公的な情報で分かること |
|---|---|
| 財産の評価の基準 | 取得の時の時価(相続税法第22条) |
| 書画骨とう品の評価 | 売買実例価額、精通者意見価格等を参酌して評価(財産評価基本通達135) |
| 一般の動産の評価 | 原則として売買実例価額、精通者意見価格等を参酌して評価(同129) |
| 古銭そのものの評価方法 | 古銭を名指しした国税庁の説明は見当たらない |
古銭が骨とう品として扱われるのかどうかを、国税庁が名指しで説明したページは確認できませんでした。高額になりそうな物がある時や、ほかの財産も多い時は、税務署や税理士に相談しておくと安心です。
売った時の税金については、古銭を売ると税金はかかるかで詳しく紹介しています。
査定で金額を聞いた時は、日付・店名・品目・金額をメモしておきましょう。家族への説明にも、あとで税金の相談をする時にも役立ちます。
遺品から出てきた古銭を仕分ける手順
『こんなに量があると、どこから手をつければ…』と思いますよね。家族と話がついたら、仕分けに入ります。ここでの目的は、値段を決めることではなく「何がどれくらいあるか」をつかむことです。
- 箱や缶ごと机に出し、入っていた入れ物も捨てずに残す
- 硬貨とお札に分ける
- 穴の開いたお金、明治〜戦前の硬貨、昭和の硬貨、お札のように大まかに分ける
- 今も使えるお金と、使えないお金を分ける
- 種類ごとの枚数をメモし、スマホで写真を撮っておく
アルバムや箱にきれいに整理されている物は、無理にばらさなくて大丈夫です。故人が集めた形のまま見てもらう方が、査定する側も全体をつかみやすくなります。
今も使えるお金と、使えないお金
遺品の中には、今も額面で使えるお金が混ざっていることがあります。ここを分けておくと、売るか銀行で替えるかの判断がしやすくなります。
| 出てきた物 | 今のお金として使えるか | 公的な根拠 |
|---|---|---|
| 銭・厘の硬貨やお札(1銭・10銭・50銭など) | 使えない | 1円未満のお金は1953年(昭和28年)12月31日限りで通用力を失った(日本銀行) |
| 聖徳太子・伊藤博文・板垣退助などの旧紙幣 | 額面で使える | 財務省・日本銀行の「現在発行されていないが有効な銀行券」の一覧 |
| 大黒像の旧壱円券、武内宿禰の改造壱円券 | 額面で使える | 財務省FAQの「現在も使用できるもの」 |
| 穴なし5円、ギザのある10円、100円銀貨など | 額面で使える | 財務省FAQの「現在使える古い貨幣」9種類 |
今も使えるお札は、額面が下限の目安になります。日本銀行の本支店では、聖徳太子の一万円券のような流通に不便なお金を、手数料なしで今のお金に引き換えてもらえます。
ただ、未使用の物や記番号によっては、額面より高く評価されることもあります。銀行に持って行く前に、一度査定で聞いてみるのがおすすめです。

遺品の古銭についてよくある相談
Yahoo!知恵袋にも、遺品から出てきた古銭についての相談がたくさん寄せられています。3つ取り上げて答えてみますね。
祖父の遺品から昭和の十銭や大正の一銭が出てきた。価値はある?
昭和15年〜18年の十銭や、大正・昭和初期の一銭がいろいろ出てきた、という相談です。
こうした銭の硬貨は、今のお金としては使えません。値段がつくかどうかは種類や状態しだいで、公式の参考価格を出している会社も、調べた範囲では見当たりませんでした。
1枚ずつ調べるより、まとめて査定に出して聞く方が早いです。年号ごとに分けておくと、説明を受ける時に分かりやすくなります。
遺品の古銭が何kgもある。送って査定してもらえる?
戦前の1銭や穴の開いた硬貨が数kgあって、送り方を知りたいという相談です。
宅配で受け付けている会社もあります。例えばバイセルと買取福ちゃんは、公式に宅配買取を案内しています。
ただ、重さがある物を送るのは手間もかかります。量が多い時は、家に来てもらう出張買取や、車で店頭に持ち込む方法も比べてみてください。
祖母の貴金属と古銭、どこに持って行けばいい?
遺品の貴金属と古銭をまとめて売りたいけれど、どこに持ち込めばいいか分からないという相談です。
貴金属と古銭の両方を扱っている買取店なら、1回でまとめて見てもらえます。どんな売り先があるかは古銭をどこで売るかで比べています。
古い腕時計や指輪もいっしょに出てきました。全部まとめて持って行っても迷惑じゃないですか?
大丈夫ですよ。まとめて出してもらった方が、仕分けの手間も一度で済みます。先に電話で「古銭と貴金属を一緒に見てもらえるか」を聞いておくと安心です。
遺品の古銭はまとめて査定に出すのが近道
遺品の古銭は、種類も時代もばらばらなことが多いですよね。自分で1枚ずつ値段を調べるのは、かなりの手間です。
だからこそ、仕分けがざっくり終わったら、まとめて専門の目で見てもらうのが近道なんです。
- 価値のある物を見落としにくい
- 家族への説明に使える金額が分かる
- 片付けが一度で進む
- 名前の分からない物で手が止まりやすい
- 同じ名前でも種類で値段が違い、見当がずれやすい
- 片付けが長引きやすい
おたからやの公式FAQには、祖父母の家から出てきた古いお金は「まとめたままお持ち込みください」とあります。本物かどうか分からない古銭や古紙幣も、そのまま持ち込めると案内されています。
おたからやは、店頭のほか出張やLINEでも査定を受け付けていて、査定料やキャンセル料はかからないと公式に書いています。金額を聞いてから家族で相談する、という進め方もできます。
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古銭・古いお札の価値を査定で確かめる
寛永通宝などの穴銭、明治〜昭和の硬貨、旧紙幣、エラーコインも、まとめたまま査定してもらえます。磨かずにそのまま持ち込めばよく、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する古銭の買取価格は種類と状態で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
査定に出す時は、売る人の本人確認書類を用意しておきましょう。おたからやなど各社の公式サイトでも、売る時に本人確認書類が必要だと案内されています。
出張買取を使う時に気をつけること
『重い箱を何個も運ぶのは無理かも』という時は、家に来てもらう出張買取が便利です。ただ、いくつか知っておきたいこともあります。
家に来てもらって物を売る取引は、特定商取引法の「訪問購入」に当たります。消費者庁によると、書面を受け取った日から数えて8日以内なら、クーリング・オフができます。
- 家族が立ち会える日に来てもらう
- その場で決めきれない時は「家族と相談してから決めます」と伝える
- 金額と品目が書かれた書面を受け取って保管する
国民生活センターは、店舗での買取は自分から店に出向いているため、クーリング・オフの対象外だとしています。店頭で売る時は、金額に納得してから決めましょう。
困った時は、消費者ホットライン「188」に相談できます。

よくある質問
遺品の古銭は、相続の手続きが終わる前に売ってもいいですか?
ほかに相続人がいる時は、売る前に家族で話し合っておくのが安心です。相続税や手続きが気になる時は、税務署や税理士に相談してみてください。
遺品の古銭を全部売らずに、一部だけ残してもいいですか?
もちろんです。形見として残したい物を先に分けておき、残りを査定に出すという進め方もできます。
焼け焦げたり汚れたりした古銭でも見てもらえますか?
状態によって評価は変わりますが、査定対象になる場合があります。磨いたり洗ったりせず、今の状態のまま出しましょう。
今も使える旧紙幣は、銀行で替えた方が得ですか?
額面より高く評価される物もあるので、先に査定で聞いてから決めるのがおすすめです。額面どおりでよければ、日本銀行の本支店で引き換えてもらえます。
まとめ
- 遺品の古銭は、捨てない・磨かない・家族に知らせるの3つから始める
- 仕分けは硬貨とお札、時代、今も使えるかどうかで大まかに分ける
- 銭・厘のお金は今は使えず、聖徳太子などの旧紙幣は今も額面で使える
- 高額な物がありそうな時は、相続や税金について税務署や税理士に相談する
- 量が多い時はまとめて査定に出し、出張買取ではクーリング・オフも知っておく
価値の見方を種類ごとに知りたい方は古銭の価値はどう決まるかを、保管のしかたは古銭の保管方法と手入れを見てみてください。






