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祖父の遺品を片付けていたら、缶の中から昔のお金が出てきました。穴の開いた銭や、見たことのないお札もあります。
まずは捨てずに、そのまま取っておきましょう。昔のお金は、今も使える物と使えない物が混ざっていることが多いんです。
引き出しや缶から昔のお金が出てくると、『これって価値があるのかな』と気になりますよね。
結論から言うと、昔のお金の価値は「今も使えるか」と「収集品として評価されるか」の2つで決まります。だから、まず3つのグループに分けるだけで、調べる順番がはっきりします。
この記事では、見た目からの仕分け方と、昔の100円札のような旧紙幣の扱い、売る前に気をつけたいことを順番に紹介していきます。
昔のお金は「3つのグループ」に分けると価値が見えてきます
古いお金の価値一覧を探す前に、手元の物がどのグループかを決めておくと迷いません。ここがいちばん大事なところです。
1つ目は今も使えて、条件しだいで額面より高く評価されるお金。2つ目は今のお金としては使えず、収集品としての価値だけで値段が決まるお金。3つ目は今も使えて、ほぼ額面どおりのお金です。

| グループ | 例 | 今のお金として | 価値の決まり方 |
|---|---|---|---|
| 1. 使えて、額面以上もありうる | 聖徳太子・伊藤博文・板垣退助の旧紙幣、100円銀貨、ギザのある10円 | 額面で使える | 額面が下限の目安。未使用・記番号・製造枚数で上がることがある |
| 2. 使えないが、収集価値がある | 寛永通宝などの穴銭、銭・厘の硬貨、明治の政府紙幣 | 使えない | 種類と状態で決まる。値段がつかないこともある |
| 3. 使えて、額面どおり | 昭和後半〜令和の多くの硬貨、今のお札 | 額面で使える | 製造枚数が少ない年やエラー以外は額面どおり |
グループ2の「銭」と「厘」の硬貨は、1953年の小額通貨整理法によって同年12月31日限りで通用力を失いました。日本銀行がそう説明しています。
一方で、グループ1の旧紙幣は今も使えます。日本銀行によると、これまでに発行された56種類の銀行券のうち、25種類が今も有効です。
『古いお札なんだから、もう使えないはず』と思っていた方は意外に感じるかもしれません。実は、一度発行された銀行券は、法令による特別な措置がない限り通用力を失わないんです。
グループ1:今も使えて、額面以上もありうるお金
財務省は、今は発行されていないが使える硬貨として9種類を挙げています。穴の無い国会議事堂の5円、ギザのある10円、穴の無い菊の50円、鳳凰と稲穂の100円銀貨などです。
お札では、聖徳太子の一万円券や伊藤博文の千円券、岩倉具視の五百円券などが今も有効です。額面より下がることは無いので、安心して取っておけますね。
グループ2:今は使えないが、収集価値があるお金
穴銭や銭・厘の硬貨、明治の政府紙幣などです。今のお金として使えない分、値段は収集家にどれだけ求められるかだけで決まります。
同じ名前の穴銭でも、100円以下の物から数10万円以上の物まであると、買取福ちゃんの古銭ページでも説明されています。
グループ3:今も使えて、ほぼ額面どおりのお金
昭和の後半から令和までの硬貨の多くは、何億枚も作られています。財布に入っているお金と同じ扱いと考えてよいでしょう。
ただ、昭和62年の50円や500円のように製造枚数が極端に少ない年もあります。気になる方は年号だけメモしておくと、後で調べやすいですよ。
見た目で仕分ける:昔の硬貨とお札の目印
では、実際に手元の物を分けてみましょう。専門の知識が無くても、見た目の目印だけでかなり絞れます。
文字が古くて読めない物もあります。読めないと分けられないですよね。
読めなくても大丈夫です。穴の形や素材の色、額面の単位を見るだけで、だいたいのグループに分けられますよ。
- 中央に四角い穴があるか見る(あれば江戸時代以前の穴銭の仲間で、グループ2)
- 額面が「銭」「厘」かを見る(銭・厘ならグループ2)
- 「圓」と書かれた銀色の硬貨は、明治〜大正の古い銀貨の可能性があるので別にしておく
- 「円」の硬貨は年号を見る(昭和33年以前のギザのある10円や、銀色の100円などはグループ1の候補)
- お札は肖像と額面を見る(聖徳太子・伊藤博文・板垣退助・岩倉具視などはグループ1)
- どれにも当てはまらない物は「不明」としてまとめておく
例えば、寛永の「永」の字が入った穴銭なら、寛永通宝の仲間です。昔のお金を「永」の字で検索して調べる方もいますが、穴銭の種類は多いので、見当がつけば十分です。
明治の政府紙幣や国立銀行紙幣は、1899年に通用停止になっています。明治のお札でも、大黒像の旧壱円券や武内宿禰の改造壱円券は今も有効なので、肖像を確かめてみてください。
「圓」と書かれた硬貨は、1871年の新貨条例で「円」の単位ができた後のお金です。このとき円の100分の1を「銭」、銭の10分の1を「厘」と決めました。
大正の頃には、銀の値上がりで小額の銀貨が鋳つぶされ、硬貨の小型化や素材の変更が行われたと貨幣博物館は説明しています。似た額面でも大きさや色が違う硬貨があるのはこのためです。
外国のコインや、オリンピックなどの記念硬貨が一緒に出てくることもあります。記念硬貨は今も額面で使えるお金ですが、価値の見方は古銭とは別の話になります。ここでは分けて取っておくだけで大丈夫です。
昭和の硬貨のどの年が注目されやすいかは、古銭の価値一覧の早見表で確かめられます。
昔のお金の「今の価値」と「売れる値段」は別物です
「昔のお金は現在の価値でいくら?」「どれくらいの値打ちがあるの?」という疑問と、「いくらで売れる?」という疑問は、似ているようで別の話なんです。
- 当時の物価や賃金で計算した「当時の買う力」
- 貨幣博物館は18世紀の1両を、米価で約8万円、大工の賃金で約41万円と紹介
- 売れる値段とは関係しない
- 古銭として収集家に求められる度合い
- 種類・製造枚数・保存状態で決まる
- 公的機関は相場を出していない
『1両が何十万円もするなら、小判でなくても高く売れるのでは』と思うかもしれません。
江戸時代のお金は、金貨の「両」、銀貨の「匁」、銭の「文」という3つの単位で動いていました。1両は4分で16朱、銭は1,000文で1貫文です。
江戸の初めの公定相場は、金1両=銀50匁=銭4000文でした。寛永通宝の一文銭は、この「文」のお金にあたります。
ただ、これは「当時どれくらいの買い物ができたか」の目安です。造幣局も、昔のお金の今の価値は「明確にお答えすることはできません」と回答しています。
売れる値段のほうは、種類と状態で決まります。例えば同じ聖徳太子のお札でも、買取大吉の参考価格(日付なし・2026年11月4日に公式サイトで確認)では、日本銀行券A号100円 聖徳太子 1枚が100円と額面どおりです。
つまり、昔のお金だから高い、とは限りません。昔のお金の値段は「何が」「どんな状態で」残っているかで決まる、と考えておくと安心です。
査定ではどこを見られるの?
おたからやの古銭ページのFAQでは、査定で確かめるポイントとして次のような点が挙げられています。
- 発行された年代と種類
- 素材
- 刻印や印刷の状態
- 汚れ・折れ・破れの有無と保存状態
- 希少性
こうして並べると、「古さ」そのものより、種類と状態がものを言うことが分かりますね。
- 換算額は物価の目安で、売れる値段ではない
- 換算の方法(米価・賃金)で金額が大きく変わる
- 買取の値段は査定で聞くしかない
昔の100円札や旧紙幣は今も使える?
知恵袋でも多いのが、昔の100円札は使えるのかという相談です。結論から言うと、使える100円札と使えない100円札があります。
聖徳太子の100円札と、板垣退助の100円札があります。どちらも使えるんでしょうか。
日本銀行の一覧では、聖徳太子のA百円券も板垣退助のB百円券も有効です。ただ、百円券の中には失効した券もあるので、裏の色を見てみましょう。
日本銀行の百円券のページには、中央の「百圓」の文字の下に赤色の標識がなく、裏面の模様が赤い物は失効券だと注意書きがあります。
| 券 | 肖像 | 今のお金として | 確かめるところ |
|---|---|---|---|
| A百円券 | 聖徳太子 | 有効 | 「百圓」の下に赤色の標識があるか |
| B百円券 | 板垣退助 | 有効 | 特になし(昭和28年〜昭和49年に発行) |
| 裏面が赤く、標識の無い百円券 | 肖像では見分けない | 失効 | 日本銀行の注意書きのとおり |
有効な旧紙幣は、日本銀行の本店と支店で今のお札に引き換えてもらえます。手数料はかからず、引換えは額面で行われます。
事前の予約が求められていて、郵送での引換えは行っていません。受付は月〜金の9時〜15時です。くわしい流れは旧札の日本銀行での交換で紹介しています。
引き換えると額面の金額になります。未使用のピン札や記番号が珍しい物は、額面より高く評価されることもあるので、交換する前に一度査定で聞いてみるのも手です。
ATMや券売機に入れて使えるかどうかは、機械ごとの対応しだいで、この記事では確かめられていません。今も使えるかどうかは、古いお金は使えるかでもまとめています。
昔のお金を売る前に:調べる順番と、しないこと
『早く現金にしたいから、とりあえず近くの店に持っていこう』と考える方もいますよね。
その前に、順番だけ決めておくと後悔が減ります。古い硬貨を売る時も、古いお札を売る時も、流れは同じです。
- 3つのグループに分ける(使えない物も捨てない)
- 磨かず洗わず、袋や封筒に分けて入れる
- 種類ごとの枚数と、お札の記番号をメモする
- 穴銭や旧紙幣を扱っている店か、電話で確かめる
- 本人確認書類(有効期限内の原本)を用意する
- 査定で金額を聞き、納得できたら売る

ここで気をつけたいのが、お手入れです。おたからやは公式FAQで、古銭や古紙幣は無理に掃除したり磨いたりせず、そのままの状態で持ち込むよう案内しています。
バイセルも、錆や変色も評価の一部になるとして、洗剤で洗ったり布でこすったりしないよう公式に案内しています。
汚れを落とそうとして、歯磨き粉や洗剤でこすってしまうことです。磨き傷や洗浄の跡は、収集品としての評価に響くことがあります。
昔のお金を買い取ってくれるところはどこ?
古いお金を買い取ってくれるところは、大手の買取店、古銭を専門に扱う店、日本貨幣商協同組合の加盟店などがあります。
ただ、扱う範囲は店ごとに違います。例えば大黒屋は、公式ページで穴銭や今も有効な銀行券・貨幣を買取の対象外としています。
だからこそ、持ち込む前に「昔の硬貨やお札をまとめて見てもらえますか」と聞いておくと安心です。古いお金の買取店の違いは、古銭をどこで売るかでくわしく比べています。
| 売り先 | 向いている場面 | 確かめておくこと |
|---|---|---|
| 大手の買取店(店頭) | 近くに店があり、その場で金額を聞きたい | 穴銭・旧紙幣を扱うか、予約が要るか |
| 大手の買取店(出張) | 量が多い、運ぶのが大変 | 来てもらう日時、クーリング・オフの説明 |
| 古銭を扱う専門の店 | 種類が分かっていて、くわしく見てほしい | 近くに加盟店があるか |
| 宅配での買取 | 店が遠い、忙しい | 古銭を宅配で受けているか、送料の扱い |
出張で家に来てもらって売る「訪問購入」は、法定の書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます。店に持ち込んで売る場合は対象外なので、店頭では金額をよく確かめてから決めましょう。
18歳未満の方の買取は、おたからやや買取大吉では公式に受け付けていません。家族の物を売る時は、大人が手続きしましょう。
祖父母の遺品から出てきた昔のお金の相談
Yahoo!知恵袋には、遺品から昔のお金が出てきたという相談がたくさんあります。よく見かける3つに答えてみますね。
昭和の十銭や大正の一銭がたくさん出てきた。価値はある?
十銭や一銭は「銭」のお金なので、1953年末で今のお金としては使えなくなっています。値段がつくかどうかは、収集品としての評価だけで決まります。
大正の一銭青銅貨は1916年、戦前の十銭はアルミや錫で作られた物もあります。こうした銭の硬貨は、価格を公開している会社がこの記事の調査では見当たりませんでした。
種類と状態で評価が変わるので、まとめて査定で聞くのがいちばん早いです。
焼けたり曲がったりしている物も、自分で直そうとせずそのままにしておきましょう。おたからやの公式FAQでは、サビや変色がある古銭も種類や希少性によっては査定の対象になると案内されています。
聖徳太子の5000円札や伊藤博文の1000円札は使える?
どちらも日本銀行の一覧に入っている有効な銀行券です。法律上は今も額面で使えます。
ただ、未使用で記番号が珍しい物は額面より高く評価されることもあるので、使う前に一度確かめてみるのがおすすめです。
すぐに使いたい場合は、日本銀行の本支店で今のお札に引き換えてもらう方法もあります。予約をしてから窓口に行きましょう。
祖父が集めた古銭が大量にある。どれに価値があるか知りたい
量が多い時は、1枚ずつ調べるより、まず3つのグループに分けて袋に入れるだけで十分です。おたからやの公式FAQでも、祖父母の家から出てきた古いお金は「まとめたままお持ち込みください」と案内されています。
アルバムや鑑定書が付いていたら、外さずにそのまま一緒に出しましょう。
- 家族で分ける前に、何がどれだけあるかメモした
- 磨く・洗う・アルバムから外すなどをしていない
- 今も使える旧紙幣を、すぐに使ったり交換したりしていない
- 高額になりそうな物は、税金の扱いを税務署に確認する
査定に出して、昔のお金の値段を確かめる
仕分けが終わったら、あとは実際の金額を聞く段階です。昔のお金の査定は、店頭のほか出張やLINEで受け付けている店もあります。
査定だけでお金がかかったり、断りにくかったりしないか心配です。
おたからや・バイセル・買取大吉などは、公式に査定料を無料としています。金額を聞いてから売るかどうか決めて大丈夫ですよ。
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古銭・古いお札の価値を査定で確かめる
寛永通宝などの穴銭、明治〜昭和の硬貨、旧紙幣、エラーコインも、まとめたまま査定してもらえます。磨かずにそのまま持ち込めばよく、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する古銭の買取価格は種類と状態で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
店で言うセリフは「種類が分からないので、まとめて見てもらえますか」で十分です。金額に納得できなければ、そのまま持ち帰って構いません。
店まで行くのが難しい時は、写真を送って目安を聞く方法もあります。おたからやは、店頭・出張・無料査定フェア・フォーム・LINEの5つの査定方法を公式に案内しています。
写真で聞く時は、表と裏の両方を明るい場所で撮ると伝わりやすいです。
もし1つの品物で30万円を超えるような金額になった時は、税金の扱いが変わることがあります。国税庁は、貴金属や骨とうなどで1個または1組の価額が30万円を超える物の譲渡を非課税の範囲から外しています。古銭が当てはまるかは、税務署に確認してみてください。
よくある質問
昔のお金は、今のお金に変えることができますか?
今も有効な旧紙幣や昔の硬貨は、日本銀行の本支店で額面の今のお金に引き換えてもらえます。銭・厘の硬貨や穴銭は今のお金としては使えないので、引換えではなく収集品として査定に出す形になります。
古いコインの価値は、どこで調べればいいですか?
製造枚数は造幣局の「年銘別貨幣製造枚数」、使えるかどうかは日本銀行や財務省の一覧で確かめられます。値段は公的機関が出していないので、各社の参考価格を目安にして、最後は査定で聞きましょう。
昔のお金でプレミアがつくのはどんな物ですか?
製造枚数が少ない年の硬貨、未使用の旧紙幣、珍しい記番号のお札、書体が珍しい穴銭などが注目されやすいです。ただ、どれも状態で大きく変わります。くわしくは希少な古銭の記事を参考にしてください。
古い硬貨の買取価格は、どのくらいが目安ですか?
種類と状態で大きく違い、公的な相場はありません。参考価格を公開している会社もありますが、上限や目安の数字です。手元の物の金額は査定で確かめるのが確実です。
昔の硬貨の価値一覧のようなものはありますか?
公的機関が値段の一覧を出していないので、種類ごとの見当をつける一覧として使うのがおすすめです。時代別の早見表は古銭の価値一覧の記事にまとめています。手元の物がどれか分からない時は、まとめて査定に出せば大丈夫です。
まとめ
- 昔のお金は「使えて額面以上もありうる」「使えないが収集価値がある」「使えて額面どおり」の3つに分ける
- 銭・厘の硬貨は1953年末で使えなくなった。旧紙幣は今も有効な物が多い
- 昔のお金の「今の価値」の換算と、売れる値段は別物
- 磨かず洗わず、そのままの状態でまとめて査定に出す
- 高額になった時は税金の扱いを税務署に確認する
古銭の価値の決まり方を全体から知りたい方は古銭の価値はどう決まるか、レアな物の特徴は希少価値のある古銭をどうぞ。






