当サイトの記事は、造幣局・日本銀行・貨幣博物館・財務省・国税庁など公的機関の情報、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。買取店の参考価格は記事執筆時点の公式表記で、日々変わります。
実家の片付けで、聖徳太子の1万円札や伊藤博文の千円札が出てきました。今のお札に替えたいんですが、どこへ持っていけばいいんでしょう。
今も有効なお札なら、日本銀行の本店や支店で今のお金に引き換えてもらえます。手数料はかかりませんが、予約が要るので順番に見ていきましょう。
古いお札が出てくると、『どこで替えてくれるの?』『手数料を取られるのでは』と不安になりますよね。
結論から言うと、旧札の交換は日本銀行の本店とすべての支店で受け付けていて、手数料はかかりません。ただし事前の予約をお願いしていて、郵送では受け付けていないんです。
この記事を読むと、旧札を交換する場所と持ち込み方、破れたお札の扱い、そして交換と売却のどちらを選ぶかまで分かります。
旧札は日本銀行で今のお金に引き換えられます
日本銀行は、発行が止まって流通に不便になったお札を、今のお金に引き換えています。聖徳太子の一万円券のような旧札も、その対象として名前が挙がっています。
受付は日本銀行の本店とすべての支店です。手数料はかからず、引き換えは額面の金額で行われます。事前の予約が必要で、郵送では受け付けていません。
| 項目 | 日本銀行の案内 |
|---|---|
| 受け付ける場所 | 本店とすべての支店(電算センター・発券センター・国内事務所・海外駐在員事務所は除く) |
| 予約 | 事前の予約をお願いしている。予約がないと当日中に引き換えられない場合がある |
| 受付時間 | 月曜から金曜の9時から15時(祝日・休日と12月31日から1月3日は除く) |
| 手数料 | かからない |
| 郵送 | 受け付けていない |
| 両替 | 両替業務は行っていない |
最後の行は見落としやすいところです。日本銀行は、1万円札を千円札に崩すような両替はしていないんです。
旧札の交換と両替は別のものだと覚えておくと、窓口で戸惑わずに済みます。

交換できる旧札とできないお札
交換の対象になるのは、今も通用力のあるお札です。財務省と日本銀行の一覧に載っている、聖徳太子・伊藤博文・岩倉具視・板垣退助などの券がこれに当たります。
一方、1円未満のお札は1953年12月31日限りで通用力を失っています。50銭札や10銭札のような銭のお札は、今のお金には替えられません。
手元のお札が有効かどうかは、財務省や日本銀行の「現在発行されていないが有効な銀行券」の一覧で確かめられます。一覧は旧紙幣の価値一覧にもまとめています。
日本銀行で交換する時の手順
『日本銀行に行くのは初めてで緊張する』という方も多いはずです。でも、手順は難しくありません。
- 手元の旧札が有効な券か、一覧で確かめる
- 券の種類ごとに枚数を数え、メモにしておく
- 近くの日本銀行の本店か支店に電話して予約する
- 予約した日の9時から15時の間に窓口へ持っていく
- 額面の金額で、今のお金を受け取る
予約の電話では、「古いお札を今のお金に引き換えたいです」と伝えれば十分です。持っていく枚数をあらかじめ伝えておくと、話がスムーズに進みます。
例えば、伊藤博文の千円札が4枚あるなら、引き換えで受け取るのは4,000円です。額面より多くも少なくもなりません。
予約をせずに窓口へ行ってしまうことです。予約がないと、その日のうちに引き換えてもらえない場合があると日本銀行は案内しています。
身近な銀行やATMで旧札は使える?
日本銀行が遠いと、『近所の銀行で済ませたい』と思いますよね。ここは知っておきたいポイントがあります。
いつも使っている銀行のATMに、旧札を入れても大丈夫ですか?
機械が古いお札を受け付けるかは、機械ごとに違う可能性があります。入らなかった時に困らないよう、窓口が開いている時間に行くと安心です。
旧札は有効なお金なので、銀行の窓口で口座に入金できるかを相談する方法もあります。ただ、扱いは銀行ごとに違う可能性があるので、行く前に電話で確かめておきましょう。
- 窓口で旧札の入金を受け付けているか
- 口座がなくても相談に乗ってもらえるか
- 予約や待ち時間が必要か
- 手数料がかかるか
電話では「伊藤博文の千円札を口座に入金したいのですが、窓口で受け付けていますか」のように、券の名前を具体的に言うと伝わりやすいです。
破れたお札・燃えたお札はどこまで交換できる?
古いお札は、破れていたり、虫に食われていたりすることもありますよね。そんな時も、日本銀行には面積による基準があります。
| 残っている面積(表・裏の両面があること) | 引き換えの金額 |
|---|---|
| 3分の2以上 | 全額 |
| 5分の2以上、3分の2未満 | 半額 |
| 5分の2未満 | 銀行券としての価値は無く失効 |
灰になったお札でも、その灰がお札だと確認できれば面積に含まれます。燃えてしまっても、崩さずにそのまま持っていくのが大切です。
硬貨にも基準があります。金貨以外の貨幣なら、模様が分かり、重さが半分を超えていれば額面の全額で引き換えになります。
引き換えの金額は、残っている面積で決まります。ちぎれた破片も捨てずに、封筒や袋にまとめて一緒に持っていきましょう。
本物かどうか不安なお札は、引換えの窓口にある「鑑定申込書」で鑑定を頼むこともできます。
よくある相談:ATMで入金できる?銀行は高く交換してくれる?
ここでは、知恵袋でよく見かける旧札の交換の相談を、要約して答えていきます。
相談1:伊藤博文の旧札をATMで入金して、今の千円札で出したい
伊藤博文の千円札は有効なお札なので、入金できれば今のお札として引き出せます。ただ、ATMが受け付けるかは機械しだいです。
確実に替えたいなら、日本銀行の本店や支店で予約をして引き換えるのが安心です。伊藤博文の千円札そのものの値打ちは、伊藤博文の千円札の価値で紹介しています。
相談2:口座を持っていない銀行の窓口でも交換できる?
口座のない銀行で旧札の交換に応じてもらえるかは、銀行ごとの判断になります。行く前に、その銀行の窓口へ電話で聞いてみてください。
日本銀行での引換えは、口座の有無を問わない仕組みです。迷ったら日本銀行に予約を入れる方が早いこともあります。
相談3:価値があると言われる硬貨やお札は、銀行で高く交換してもらえる?
いいえ、銀行での交換は額面の金額です。日本銀行の引換えの基準も額面価格で、額面を超える金額で引き換えるという案内はありません。
例えば、製造枚数が少ない年の硬貨を銀行に持っていっても、交換されるのは額面の分だけです。額面以上の値打ちがあるかは、買取店の査定で確かめることになります。
交換するか売るか、どう決める?
旧札の行き先は、日本銀行や銀行で交換するか、買取店に売るかの2つです。『どっちが得なの?』と迷いますよね。
- 折り目や汚れがある使用済みの券
- 番号に目立つ並びがない券
- 破れていて面積で判断する券
- 折り目のないピン札
- 連番や帯付きの束
- ゾロ目など目立つ番号の券
交換すれば、金額は額面どおりで確実です。売る場合は、額面より高くなることもあれば、額面と変わらないこともあります。
だからこそ、ピン札や番号の気になる券は、交換する前に一度見てもらうのがおすすめです。査定額が額面と同じなら、そのあと交換すれば損はありません。

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よくある質問
旧札を日本銀行に郵送して交換してもらえますか?
いいえ、日本銀行は郵送による引換えは行っていないと案内しています。本店か支店の窓口に、予約をしてから持っていきましょう。
旧札の交換に手数料はかかりますか?
日本銀行は、手数料を取らずに引き換えると案内しています。身近な銀行で相談する場合は、手数料の有無をその銀行に確かめておきましょう。
記念硬貨も日本銀行で交換できますか?
日本銀行は、流通に不便なお金の例として記念貨も挙げていて、引換えの対象になっています。金額は額面どおりです。
50銭札や10銭札も交換できますか?
1円未満のお札は1953年12月31日限りで通用力を失っているため、今のお金には交換できません。収集品として査定の対象になることはあります。
まとめ
- 旧札の交換は、日本銀行の本店とすべての支店で受け付けている
- 手数料はかからないが、事前の予約が必要で郵送は不可
- 交換の金額は額面どおりで、額面以上にはならない
- 破れたお札は、残った面積で全額・半額・失効が決まる
- ピン札や番号の気になる券は、交換の前に査定で確かめる
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