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父の金庫を整理していたら、聖徳太子の1万円札が封筒に10枚ほど入っていました。もう使えないなら、どうしたらいいのか分からなくて。
安心してください。聖徳太子の1万円札は、今も1万円として使える有効なお札なんです。使う前に、状態と番号だけ一度見ておきましょう。
聖徳太子の1万円札を手にすると、『昔のお札だから特別な値打ちがあるのでは』と気になりますよね。
結論から言うと、聖徳太子の1万円札の価値は「1万円が下限」で、そこに未使用や珍しい番号といった条件で上乗せがあるかどうか、という見方になります。
この記事を読むと、手元の旧1万円札をそのまま使うか、引き換えるか、査定に出すかを自分で決められるようになります。
聖徳太子の1万円札は今も1万円として使えます
まず押さえておきたいのは、この1万円札が今もお金だということです。古銭のように「使えないお金」ではありません。
聖徳太子の1万円札は、日本銀行の名称で「C一万円券」と呼ばれる券です。発行は止まっていますが、今も有効な銀行券として1万円の価値があります。
日本銀行は、これまでに56種類の銀行券を発行し、そのうち25種類が今も有効だと案内しています。聖徳太子の1万円札は、その25種類に入っています。
| 項目 | 聖徳太子の1万円札 | 参考:旧福沢諭吉の1万円札 |
|---|---|---|
| 日本銀行の名称 | C一万円券 | D一万円券 |
| 発行開始日 | 昭和33(1958)年12月1日 | 黒色記番号は昭和59(1984)年11月1日 |
| 発行停止日 | 昭和61(1986)年1月4日 | 平成19(2007)年4月2日 |
| 今の扱い | 1万円として有効 | 1万円として有効 |
表の日付は、日本銀行の各券種ページのものです。聖徳太子の1万円札は、およそ27年間にわたって発行されていたお札なんですね。
「流通に不便なお札」として引き換えもできる
日本銀行は、聖徳太子の一万円券を「流通に不便な銀行券」の例として名指ししています。そのうえで、本支店で今のお札と引き換えられると案内しているんです。
つまり、お店で使いにくい時は、日本銀行で今の1万円札に替えるという道があります。引き換えのくわしい流れは、後半で紹介しますね。
手元の1万円札が聖徳太子の券か確かめる
古い1万円札には、聖徳太子の券のほかに、旧福沢諭吉の券もあります。見分けるのは簡単で、券に描かれた肖像を見るだけです。
『どれも古いから同じでしょ』と、まとめて封筒に入れている方もいるかもしれませんね。聖徳太子の券と旧福沢諭吉の券では発行が始まった時期が26年ほど違うので、最初に肖像で分けておくと後の相談がスムーズです。
旧1万円札のほかに古いお札が混ざっている時は、旧紙幣の価値一覧で今も使える券かどうかを先に見ておくと迷いません。
額面以上の価値がつくのはどんな1万円札?
『じゃあ、1万円以上で売れることはないの?』と思いますよね。実は、条件がそろうと収集品として額面より高く見てもらえることがあります。
同じ聖徳太子の1万円札でも、高く売れる物と1万円のままの物があるんですか?
あります。使った跡がない物や、番号が珍しい物は別に見てもらう価値がありますよ。どちらにも当てはまらなければ、1万円に近いと考えておくと気が楽です。
おたからやの公式FAQでは、古紙幣の査定で見るところとして、発行年代・種類・印刷の状態・汚れや折れ・破れの有無・保存状態・希少性を挙げています。1万円札の場合、とくに差が出やすいのは次の3つです。
| 見るところ | 上乗せが期待しやすい状態 | 1万円に近くなりやすい状態 |
|---|---|---|
| 折り目・しわ | 一度も折られていない未使用 | 財布に入れていた折り跡がある |
| 記番号 | ゾロ目・若い番号・連番の束 | よくある並びの番号 |
| 汚れ・書き込み | シミや黄ばみがなく、角がとがっている | 書き込み、テープ跡、破れがある |

番号の見方は「並び」と「続き方」
記番号は、券の表に印刷されたアルファベットと数字の組み合わせです。同じ数字が並ぶゾロ目や、000001のような若い番号は、収集する人に好まれます。
買取まねきやの公式ページでも、価値の出やすい例として「111111などのゾロ目の数字、発行番号が000001や100番代若い番号など」と紹介しています。
番号が続いた束は、ばらさずにそのままにしておきましょう。番号の見分け方はゾロ目・珍番号の紙幣の価値でくわしく紹介しています。
ピン札かどうかは光にかざして見る
未使用かどうかは、券を斜めから光に当てると分かりやすいです。折り跡があると、そこだけ線のように光ります。
ピン札の見分け方そのものは旧札のピン札の価値で取り上げているので、ここでは1万円札で気をつけたい点だけ挙げておきます。
- 折り跡がないか、斜めから光に当てて見た
- 左上と右下の番号を写真に撮った
- 連番の束は、帯や順番を崩さずに残した
- 輪ゴムやクリップで留めていない
- 書き込みやシールをはがそうとしていない
公式に出ている値段から分かること
聖徳太子の1万円札そのものの値段を、公式に出している買取店は見当たりませんでした。ここが少しもどかしいところですよね。
ただ、近い品目の公式の例はあります。数字の性格が会社ごとに違うので、出典と時点をセットで見てください。
| 出典(時点) | 公式の品目 | 公式の金額 |
|---|---|---|
| バイセル(2025年11月時点の参考価格) | 番号ゾロ目紙幣(1万円札) | 〜1.445万円 |
| おたからや(金額は問い合わせ制) | 聖徳太子 5000円札 G666666X ゾロ目 未使用 | ASK |
| 買取大吉(2026年11月4日に公式サイトで確認) | 古い紙幣 聖徳太子 1,000円 ピン札 | 1,500円 |
バイセルの数字は「〜」付きの上限表記で、未使用で全てそろっている場合を想定したものです。どの肖像の1万円札かは書かれていないので、聖徳太子の券の値段として読むことはできません。
ゾロ目のように番号が珍しい1万円札は、額面より高い品目として扱われています。一方で、番号が普通の券は、ピン札でも上乗せが小さいと考えておくのが自然です。
おたからやは古銭・古紙幣の参考価格を公開しておらず、品目の金額はすべて「ASK」です。具体的な金額は、実物を見せて聞くことになります。
公式の値段がない時の聞き方
値段の表がないと、査定で何を聞けばいいか迷いますよね。そんな時は、金額だけでなく「なぜその金額か」を合わせて聞いてみてください。
例えば「この1万円札は、額面より高く見てもらえる点がありますか」「番号や折り目は評価に入っていますか」と聞くと、どこを見て決めたのかが分かります。
理由を聞いておけば、別の店で聞き比べる時にも同じ質問ができます。提示額が1万円を下回る時は、売らずに日本銀行で引き換える選択も残っています。
換金の方法は4つ。どれが自分に合う?
聖徳太子の1万円札を換金したい時の行き先は、大きく4つに分かれます。『どこに持っていけばいいの?』と迷ったら、下の表で手元の札に合うものを選んでみてください。
| 行き先 | 受け取れる金額 | 向いている札 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| お店でそのまま使う | 1万円 | 使用済みで番号も普通の札 | 古い券を受け取れるかは店の判断 |
| 銀行の窓口に持ち込む | 1万円 | 使用済みで枚数が少ない札 | 扱いは銀行ごとに窓口で確認 |
| 日本銀行の本支店で引き換え | 1万円(手数料なし) | 確実に今のお札に替えたい札 | 事前予約が必要・郵送は不可 |
| 買取店で査定 | 査定額(1万円より上も下もある) | ピン札・珍しい番号・連番の札 | 店によって旧札を扱わない |

日本銀行で引き換える時の流れ
日本銀行の引換えは、本店とすべての支店で受け付けています。受付は月曜から金曜の9時から15時で、祝日と12月31日から1月3日は休みです。
- 近くの日本銀行の本店か支店を調べる
- 窓口に電話して、引換えの予約をとる
- 聖徳太子の1万円札と枚数のメモを持っていく
- 窓口で今のお札に引き換えてもらう
日本銀行は手数料を取らずに引き換えると案内しています。一方で、郵送での引換えはしておらず、両替の業務も行っていません。
予約がないと、その日のうちに引き換えてもらえない場合があるそうです。銀行での交換について、くわしくは旧札は銀行で交換できるかで紹介しています。
銀行に替えるか、査定に出すか迷った時
例えば、10枚のうち8枚が折り跡のある使用済みで、2枚がピン札だったとします。この場合、8枚は銀行や日本銀行で替える分、2枚は査定で見てもらう分、と分けるのが無理のないやり方です。
全部を買取店に持っていっても構いません。ただ、普通の使用済みの札は1万円に近い評価になりやすいので、手間に見合うかを考えて決めるといいですよ。
| 手元の札の状態 | 考えやすい行き先 |
|---|---|
| 全部が使用済みで番号も普通 | 使う・銀行・日本銀行で引き換え |
| ピン札が数枚まじっている | ピン札だけ査定、残りは引き換え |
| 連番の束や帯の付いた束がある | 束のまま査定 |
| ゾロ目や若い番号がある | 使わずに査定 |
破れたり燃えたりした1万円札は?
古い札は、虫食いや破れがあることもありますよね。日本銀行の損傷したお札の基準では、表と裏の両面があることを条件に、残っている面積で金額が決まります。
面積が3分の2以上なら全額、5分の2以上3分の2未満なら半額で引き換えです。5分の2未満だと、銀行券としての価値はなくなります。
破れた札を自分でテープで貼り合わせるより、そのままの形で持っていくほうが確かめてもらいやすいです。
「24金の一万円札」は日本銀行券とは別物です
聖徳太子の一万円札を調べていると、「24金の一万円札」という言葉を見かけることがありますよね。金色に加工された、お札の形をした品のことです。
日本銀行が出している有効な銀行券の一覧に、金でできたお札はありません。金色の一万円札は、日本銀行券とは別の品として扱いましょう。
こうした品は、お札としての1万円の価値とは切り離して考える必要があります。重さや素材の表示があれば、それも含めて買取店に見せて、扱えるかどうかを聞いてみてください。
『本物のお札に金を貼った物なの?』と迷う時も、自分で削ったり、表面をはがしたりはしないでおきましょう。
金色の聖徳太子の一万円札がケースに入っていました。普通のお札と一緒に査定に出していいですか?
一緒に持っていって大丈夫ですよ。ただ、普通の旧札とは別の袋に分けて「金色の記念品のような物もあります」と伝えておくと、話が早く進みます。
ケースや箱、説明書きの紙が付いている時は、外さずにそのまま持っていきましょう。どんな品なのかを確かめる手がかりになります。
よくある相談:郵便局で替えられる?当時は10万円の価値?
ここでは、知恵袋でよく見かける聖徳太子の1万円札の相談を、要約して答えていきます。
昔の財布から聖徳太子の1万円札が出てきました。郵便局で今のお札に替えてもらえますか?
郵便局や一般の銀行で扱ってもらえるかは、公式の情報では確かめられませんでした。窓口で聞いてみて、難しければ日本銀行の本支店に予約を入れるのが確実ですよ。
相談1:郵便局や銀行で替えてもらえる?
日本銀行がはっきり引換えを案内しているのは、日本銀行の本店と支店です。郵便局や近所の銀行での扱いは、それぞれの窓口の判断になります。
1枚だけなら、そのまま預け入れたり使ったりできる場面もあります。迷ったら「聖徳太子の旧1万円札を預けたいのですが」と窓口で聞いてみてください。
相談2:当時の物価だと、今の10万円くらいの価値があった?
『当時の1万円は今よりずっと重かったはず』と思う方も多いはずです。ただ、昔の物価で換算した価値と、今その札を手放した時の金額は別の話なんです。
今の時点で決まっているのは、お金としての1万円という額面です。それより高くなるかどうかは、当時の物価ではなく、状態と番号で決まります。
相談3:板垣退助の100円札と、聖徳太子の1万円札。どちらも新札でいくら?
どちらも今も使える有効なお札なので、新札でも額面が下限の目安です。上乗せがあるかは、番号と状態を見てもらうまで分かりません。
板垣退助の100円札については100円札の価値で、聖徳太子が描かれたほかの券は聖徳太子のお札の価値で紹介しています。
相談4:旧札を売りたいけれど、どこに持っていけばいい?
聖徳太子の1万円札の買取を頼みたいけれど、どの店がいいか分からない、という相談もよく見かけます。ポイントは、今も使える旧札を収集品として見てくれる店かどうかです。
古銭や古紙幣を扱う買取店のほか、日本貨幣商協同組合の加盟店でも相談できます。組合の公式FAQでは、家から出てきた古いお金は、近くの組合加盟店や組合主催のイベントの無料鑑定・買取コーナーで相談できると案内しています。
聖徳太子の1万円札を買取に出す手順
ピン札や珍しい番号の札があったら、買取店で見てもらうのがおすすめです。ここでは、旧1万円札の買取を頼む時の流れを紹介します。
- ピン札・番号の珍しい札・連番の束を別にする
- 普通の使用済みの札は、銀行で替える分として分けておく
- 旧札を扱っているか、店に電話で確かめる
- 本人確認書類を用意して査定を受ける
- 査定額と1万円を比べてから決める
ここで大事なのが、手順3です。大黒屋は公式に、日本銀行のページに載っている有効な銀行券は買取の対象外としています。店によって旧札の扱いが違うので、先に聞いておくと無駄足になりません。
一方で、なんぼやの公式ページには「聖徳太子紙幣など現在でも使用可能な紙幣でも貴重な骨董品と見なして欲しがる人もいます」という説明があります。収集品として見てくれる店を選ぶのがポイントです。
PR|古銭・古紙幣の買取
古銭・古いお札の価値を査定で確かめる
寛永通宝などの穴銭、明治〜昭和の硬貨、旧紙幣、エラーコインも、まとめたまま査定してもらえます。磨かずにそのまま持ち込めばよく、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する古銭の買取価格は種類と状態で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
店では「聖徳太子の1万円札が10枚あって、そのうち2枚は折り目がありません」のように伝えれば十分です。金額に納得できなければ、売らずに持ち帰っても問題ありません。
おたからやは、店頭・出張・無料査定フェア・フォーム・LINEの5つの査定方法を公式に案内しています。査定料やキャンセル料はかからないので、銀行で替える前に一度聞いてみるのも手です。
売り先ごとの違いは古銭はどこで売るか、売る前の準備は古銭の買取の進め方で紹介しています。
決めるまでの間の保管のしかた
銀行に替えるか売るか、すぐに決められないこともありますよね。その間に札を傷めないよう、置き方だけ整えておきましょう。
おたからやは公式に、古銭や古紙幣は素手で触らず、湿気を避けて専用のケースやアルバムで保管するよう案内しています。お札なら、1枚ずつクリアファイルにはさんでおくだけでも折れを防げます。
家族の遺品から出てきた時
親や祖父母の遺品から旧1万円札がまとまって出てきた時は、分ける前に枚数と状態を家族で共有しておくと話がこじれません。
例えば「聖徳太子の1万円札が全部で12枚、うち3枚は折り目なし」のようにメモに残し、写真も撮っておきましょう。誰がどこに持っていくかは、そのあとで決めれば十分です。
よくある質問
聖徳太子の1万円札は今でもお店で使えますか?
今も有効な銀行券なので、1万円として使えます。ただ、見慣れない券を受け取るかは店の判断になるので、確実に使いたい時は日本銀行で今のお札に引き換えておくと安心です。
日本銀行で引き換えると手数料はかかりますか?
日本銀行は手数料を取らずに引き換えると案内しています。金額は額面の1万円で、本店とすべての支店で受け付けています。事前の予約をお願いしているので、電話してから行きましょう。
聖徳太子の旧1万円札の買取価格はいくらですか?
この券そのものの公式の買取価格は見当たりませんでした。普通の使用済みなら1万円に近く、ピン札や珍しい番号なら上乗せの可能性があります。実際の金額は査定で確かめてください。
1万円札の番号がゾロ目でした。どうすればいいですか?
そのまま使わずに、折らずに保管して査定で見てもらいましょう。バイセルは番号ゾロ目紙幣(1万円札)に、2025年11月時点の参考価格として〜1.445万円という上限表記を出しています。
古い1万円札が本物か不安です。どこで確かめられますか?
日本銀行の引換え窓口には鑑定申込書があり、偽造などの疑いがあるお札の鑑定を頼めます。自分で表面をこすったりせず、そのままの状態で相談してみてください。
まとめ
- 聖徳太子の1万円札(C一万円券)は、今も1万円として使える有効なお札
- 発行は昭和33年12月1日から昭和61年1月4日まで(日本銀行)
- 額面以上を期待できるのは、未使用・珍しい番号・連番の束など
- 換金は「使う・銀行・日本銀行・買取店」の4つから札の状態で選ぶ
- 24金の一万円札は日本銀行券とは別の品として扱う
古いお金全体の価値の決まり方は古銭の価値はどう決まるか、伊藤博文の旧千円札が一緒に出てきた時は伊藤博文の千円札の価値も見てみてください。






