当サイトの記事は、造幣局・日本銀行・貨幣博物館・財務省・国税庁など公的機関の情報、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。買取店の参考価格は記事執筆時点の公式表記で、日々変わります。
古銭を売りたいと思って調べたら、買取店も専門店もオークションもあって、どこに持って行けばいいのか決められません。
売り先ごとに、値段の決まり方と手間がまったく違うんです。手元の古銭の種類と、かけられる時間で選ぶと迷いにくいですよ。
古銭を売るならどこがいいのか、調べるほど分からなくなりますよね。
結論から言うと、古銭を売る場所は「手間をかけずに金額を聞きたいか」「種類がはっきりしていて、くわしく見てほしいか」で選ぶのが近道です。どこが一番というより、古銭の種類と自分の都合に合うかどうかなんです。
この記事を古銭を売るためのナビとして、売り先6つの違いと、種類別の向き不向き、売る前にすることを順番に見ていきましょう。
古銭を売る場所は6つあります
まずは、古銭の売り場になりうる場所を並べてみます。それぞれ、値段が決まる仕組みが違うところがポイントです。
値段を誰が決めるか(店か、買う人か)と、手間がどれだけかかるかの2つです。この2つで並べると、自分に合う売り先が見えてきます。
| 売り先 | 値段の決まり方 | 手間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 大手の買取店 | 店の査定で決まる | 少ない | 種類が分からず、まとめて見てほしい |
| 古銭を扱う専門店・コイン商 | 店の査定で決まる | 少ない〜ふつう | 種類が分かっていて、くわしい説明がほしい |
| 日本貨幣商協同組合の加盟店・イベント | 加盟店の査定で決まる | ふつう | 近くに加盟店がある、イベントに行ける |
| ネットオークション・フリマ | 買う人が決める | 多い | 自分で調べて出品・発送までできる |
| 質屋・リサイクル店 | 店ごとに違う | 店による | 近くにあり、古銭を扱うと確かめられた |
| 日本銀行(引換え) | 額面で引換え | ふつう | 今も使える旧紙幣を、額面で現金にしたい |

日本銀行は「売る場所」ではありませんが、今も使えるお金を額面で引き換えてもらえます。旧紙幣が出てきた時の選択肢として入れておきました。
大手の買取店
全国に店舗があり、店頭のほか出張や宅配、LINEで査定を受け付けている会社もあります。種類が分からないままでも、まとめて持ち込めるのが強みです。
例えばおたからやは、本物かどうか分からない古銭・古紙幣でも、そのまま持ち込んでよいと公式FAQで案内しています。
古銭を扱う専門店・コイン商
古銭や記念硬貨を中心に扱う店です。寛永通宝の書体の違いのように、細かな種類まで見てほしい時に向いています。
専門店の選び方は古銭買取の専門店とはでくわしく紹介しています。
日本貨幣商協同組合の加盟店
日本貨幣商協同組合は、昭和44年8月に設立された、全国の貨幣商による協同組合です。組合の公式FAQでは、家から出てきた古いお金は、近くの加盟店か、組合主催のイベント会場の「無料鑑定・買取コーナー」で相談できると案内しています。
ただし、組合の事務所では鑑定・買取を受け付けていません。加盟店名簿には、加盟店の無い都道府県もあると書かれています。
加盟店では、組合の鑑定書の発行も相談できます。組合はこの鑑定書を、収集用貨幣に関する国内で唯一の公式な鑑定書と説明しています。
鑑定は有料で、鑑定品の価格が10万円未満なら11,000円(税込)と料金表に載っています。発行までは2週間〜2ヶ月かかり、その間は貨幣を預けることになります。
『鑑定書を取ってから売ったほうが得なのかな』と迷う方もいるでしょう。大黒屋は、この組合の鑑定書があればより高く評価すると公式に案内しています。
ただ、費用と時間がかかるので、まずは査定で「鑑定書があると変わりますか」と聞いてから考えても遅くありません。
ネットオークション・フリマ
自分で値段をつけて、買いたい人に直接売る方法です。うまく買い手が見つかれば、店の査定より高くなることもあります。
その代わり、写真や説明文を用意して、発送までを自分で引き受けることになります。売れるまで時間がかかることも覚えておきましょう。
日本銀行の引換え
今も有効な旧紙幣や硬貨を、額面で今のお金に引き換えてもらう窓口です。本店とすべての支店で受け付けていて、手数料はかかりません。
収集品としての値段はつかないので、「額面以上になる物が無いか」を先に確かめてから使うのがおすすめです。
店に売るか、自分で売るか
『オークションやフリマで売ったほうが高くなるのでは』と考える方も多いはずです。
たしかに、自分で値段をつけられるのは魅力です。ただ、手間と責任の分け方がかなり違うので、比べてから選びましょう。
- 査定で金額を聞いて、その場で決められる
- 種類が分からなくても、まとめて見てもらえる
- 梱包や発送、買う人とのやり取りが要らない
- 名前や状態を自分で調べて説明する
- 写真の撮影・出品・梱包・発送の手間がかかる
- 本物かどうかを買う人から聞かれることもある
古銭は、同じ名前でも種類や状態で値段が大きく変わります。自分で値段をつけるなら、何の古銭かをある程度まで調べられることが前提になるんです。
もう一つ気をつけたいのが、鑑定書です。日本貨幣商協同組合は、偽造された鑑定書が付属する事例が多く報告されているとして、鑑定書ナンバーの照会窓口を設けています。
迷った時は「先に査定、あとで判断」
どちらで売るか決めきれない時は、先に買取店で査定を受けてみるのがおすすめです。店の金額が分かれば、それを目安にして、自分で出品するかどうかを考えられます。
査定料が無料の店なら、聞くだけ聞いて持ち帰っても構いません。「今日は金額だけ聞いて、家族と相談します」と伝えれば十分ですよ。
オークションやフリマで売る時の注意点は、古銭はメルカリ・ヤフオクで売るべきかで紹介しています。
古銭を買う側として探すなら、古銭の販売店や日本貨幣商協同組合の加盟店、コインショーなどの催しがあります。組合のお知らせでは、2026年11月6日から8日に東京・大手町で「第24回 東京コインショー」が開かれると案内されています。
古銭の種類別:どこに持って行くといい?
手元の古銭の種類によって、合う売り先は変わります。ここが分かると、持ち込んでから「うちでは扱っていません」と言われる手間が減りますよ。
穴の開いた銭、昭和の硬貨、聖徳太子のお札が全部混ざっています。全部同じ店でいいですか?
まとめて見てもらえる店もありますが、扱いの範囲は店ごとに違います。種類ごとに、どこが合うかを表で見てみましょう。
| 古銭の種類 | 合う売り先 | 確かめておくこと |
|---|---|---|
| 寛永通宝・天保通宝などの穴銭 | 穴銭を扱う買取店・専門店 | 穴銭を扱っているか |
| 明治〜戦前の銀貨・銅貨 | 大手の買取店・専門店 | 銭や厘の硬貨も見てもらえるか |
| 昭和の硬貨(ギザ10・100円銀貨など) | 年号を調べてから買取店へ | 額面で使えるので、額面との違い |
| 今も使える旧紙幣 | 買取店か日本銀行の引換え | 未使用か、記番号が珍しいか |
| エラーコイン・ゾロ目の紙幣 | 大手の買取店・専門店 | 写真やLINEでの事前の相談 |
| 外国・中国の古銭 | 外国の古銭を扱う店 | 外国のお金を扱っているか |
穴銭は「扱っているか」から確かめます
穴銭は、店によって扱いがはっきり分かれます。大黒屋は公式ページで、穴銭・アルミ銭やスズ銭・現行貨幣を買取の対象外としています。
一方で、おたからや・バイセル・買取福ちゃん・買取大吉は、寛永通宝などの穴銭も査定の対象として公式ページに載せています。店の方針の違いなので、持ち込む前に電話で聞いておけば安心です。
明治〜戦前の銀貨・銅貨は、まとめて見てもらう
竜の銀貨や銭・厘の銅貨のような近代のお金は、今のお金としては使えません。1円未満の硬貨は、1953年12月31日限りで通用力を失っています。
そのぶん、値段は収集品としての評価で決まります。大手の買取店でも専門店でも扱われることが多いので、額面ごとに袋を分けて、まとめて見てもらいましょう。
今も使える旧紙幣は「額面」が下限です
聖徳太子・伊藤博文・板垣退助などの旧紙幣は、日本銀行の一覧にある今も有効な銀行券です。日本銀行の本支店では、手数料なしで額面で引き換えてもらえます。
ただ、未使用のピン札や記番号が珍しい物は、額面より高く評価されることもあります。引き換える前に、一度査定で聞いてみるのも手です。
なお大黒屋は、日本銀行の一覧に載っている有効な銀行券・貨幣を買取不可と公式に明記しています。
外国の古銭は「鑑定書が出ない」ことも知っておく
日本貨幣商協同組合は、日本で発行されていない外国貨幣には鑑定書を発行できないとしています。外国や中国の古銭は、扱っている店かどうかを先に確かめてみてください。
オリンピックなどの記念硬貨や、小判・金貨が一緒に出てくることもあります。これらは古銭とは見られ方が別の話になるので、袋を分けておきましょう。
エラーコインやゾロ目は、写真で先に相談を
穴ずれのような製造時のエラーや、記番号がゾロ目のお札は、種類ごとに見られ方がかなり違います。おたからやのエラーコインやゾロ目の参考価格は、すべてASK(問い合わせ)です。
こうした物は、写真を送って扱いを聞いてから持ち込むと話が早いです。本物かどうか不安でも、自分で削ったり薬品を使ったりして確かめるのはやめておきましょう。
昭和の硬貨は、まず年号を見ておく
ギザのある10円や100円銀貨は、今も額面で使えるお金です。売るかどうかを決める前に、年号を見ておくと話がスムーズになります。
製造枚数が少ない年は、収集家に注目されやすいと言われます。年号ごとの見方は昭和の硬貨の価値一覧で確かめてみてください。
古銭を売る前にすること
売り先が決まっても、準備が足りないと当日に売れないことがあります。ここは古銭を売る前の、ちょっとした下ごしらえです。
『早く片付けたいから、とりあえず全部持って行こう』という気持ちもよく分かります。
ただ、10分ほど準備するだけで、店での話がぐっと早くなるんです。
例えば、引き出しの缶から昭和の硬貨と古いお札が少しずつ出てきた人の場合を考えてみます。
この場合は、硬貨とお札で袋を2つに分けて、お札の肖像と枚数をメモするだけでも十分です。量が少なければ、近くの店に持ち込んで聞くのがいちばん早いでしょう。
- 磨く・洗う・紐から外すなどの手入れをしていない
- 穴銭・硬貨・お札・外国のお金で袋を分けた
- 種類ごとの枚数と、お札の記番号をメモした
- アルバムやケース、鑑定書をそろえた
- 有効期限内の本人確認書類を用意した
おたからやは公式FAQで、古銭や古紙幣は無理に掃除したり磨いたりせず、そのままの状態で持ち込むよう案内しています。バイセルも、紐に通すなどの整理をせず、そのまま出すよう公式に案内しています。
電話で聞いておくと安心なこと
持ち込む前に、売り先に電話で次のことを聞いておくと、無駄足を防げます。例えばこんな聞き方です。
「穴の開いた古い銭と、昔のお札があるんですが、見てもらえますか」
「予約は必要ですか。査定だけでお金はかかりますか」
- 手元の古銭の種類を扱っているか聞く
- 予約が要るか、当日に金額が出るかを聞く
- 査定料やキャンセル料がかかるかを聞く
- 持って行く物(本人確認書類など)を確かめる
大黒屋のように、古銭を鑑定のため2〜3日ほど預かる流れを公式に案内している店もあります。その日のうちに金額を知りたい時は、ここも聞いておきましょう。
古銭を売りたい人のよくある相談
Yahoo!知恵袋にも、「古銭をどこで売ればいいか」という相談がたくさんあります。3つ取り上げて答えてみますね。
旧札を売りたいけれど、どこで売ればいいか分からない
聖徳太子の一万円札のような旧札は、今も使える有効な銀行券です。まずは「額面以上の値段がつくか」を買取店で聞き、つかなければ日本銀行で額面に引き換える、という順番が分かりやすいです。
日本銀行での引換えは、事前の予約が必要で、郵送では受け付けていません。受付は月〜金の9時〜15時です。
岩倉具視の500円札は、骨董品屋さんでも相談にのってくれる?
岩倉具視の五百円券も、日本銀行の一覧にある有効な銀行券です。骨董品を扱う店で古紙幣を見てもらえるかは店ごとに違うので、電話で聞いてみてください。
古紙幣をはっきり扱っている店のほうが、額面との違いも説明してもらいやすいはずです。
質屋でも古銭は売れる?
質屋やリサイクル店で古銭を扱うかどうかは、店ごとに違います。この記事の調査では、質屋の古銭の扱いを確かめられた公式情報はありませんでした。
近くに質屋がある場合は、「古銭や古いお札も見てもらえますか」と先に聞いておくと安心です。
古銭はいくらで売れる?査定で確かめましょう
『結局、いくらで売れるのかが知りたい』というのが正直なところですよね。
実は、古銭の相場を公的機関は出していません。各社の参考価格も、上限の目安や問い合わせ制など性格がばらばらです。
だからこそ、最後は実物を見てもらうのが確実なんです。
いくつもの店を回る時間はないんです。まずは一か所で聞いてみたいのですが。
それなら、店頭・出張・LINEなど、査定の受け方を選べる買取店が便利です。査定料が無料なら、金額を聞いてから決められますよ。
おたからやは、店舗数2,120店舗以上(2026年11月時点・公式)で、店頭・出張・無料査定フェア・フォーム・LINEの5つの査定方法を公式に案内しています。査定料・キャンセル料・出張料・買取手数料は無料です。
PR|古銭・古紙幣の買取
古銭・古いお札の価値を査定で確かめる
寛永通宝などの穴銭、明治〜昭和の硬貨、旧紙幣、エラーコインも、まとめたまま査定してもらえます。磨かずにそのまま持ち込めばよく、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する古銭の買取価格は種類と状態で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
金額に迷ったら、その場で決めずに別の店でも聞いてみましょう。各社の公式の参考価格の見方は古銭の買取価格一覧の見方で、大手各社の公式情報の違いは古銭の買取店の比較で紹介しています。

売る場所ごとに気をつけたいこと
最後に、売り先ごとの注意点をまとめておきます。どれも難しい話ではないので、頭の片すみに置いておいてください。
家に来てもらう出張で売る「訪問購入」には、法定の書面を受け取った日から8日以内のクーリング・オフの制度があります。店に自分で持ち込んで売る場合は対象外なので、金額をよく確かめてから決めましょう。
国民生活センターも、店舗での買取は買取金額や契約内容を十分確認したうえで判断するよう呼びかけています。
18歳未満の方からの買取は、おたからやと買取大吉が公式に受け付けていません。家族の古銭を売る時は、大人が手続きしましょう。
来てもらう時・持ち込む時の確かめどころ
出張で来てもらう時は、日時と来る人の会社名を確かめておくと安心です。おたからやは、出張の査定士が社名やロゴの入っていない一般車両で伺うと公式FAQで案内しています。
持ち込む時は、予約の要る店と要らない店があります。バイセルは予約なしの持込も歓迎と案内し、買取大吉は来店の予約は不要で、出張は予約が必須としています。
宅配で送る時は、古銭を宅配で受けているかを先に確かめましょう。宅配の流れは古銭の宅配買取で紹介しています。
1個または1組で30万円を超えるような高額な古銭を売った時は、税金がかかる場合があります。古銭がこれに当たるかは、税務署に確認しておくと安心です。
買取の流れ全体は、古銭の買取の進め方でも紹介しています。種類ごとの価値の目安は古銭の価値の決まり方で確かめてみてください。
よくある質問
古銭を売るなら、どこがいいですか?
種類が分からずまとめて見てほしいなら大手の買取店、種類が分かっていてくわしく見てほしいなら古銭を扱う専門店が向いています。手元の古銭を扱っているか、先に電話で確かめましょう。
古銭を売る場所が近くにありません。
出張や宅配、写真を送るLINE査定を受け付けている会社もあります。受け付けている方法は会社ごとに違うので、公式サイトで確かめてみてください。
古銭を売る前にすることは何ですか?
磨かず洗わず種類ごとに分け、枚数をメモして、本人確認書類を用意することです。アルバムや鑑定書があれば、外さずに一緒に出しましょう。
日本銀行で古銭を買い取ってもらえますか?
日本銀行で受け付けているのは、今も有効な旧紙幣や硬貨を額面で今のお金に引き換えることです。収集品としての値段を聞きたい時は、買取店の査定を使いましょう。
まとめ
- 古銭を売る場所は、大手の買取店・専門店・組合の加盟店・オークション・質屋・日本銀行の6つ
- 値段を誰が決めるかと、手間の大きさで売り先を選ぶ
- 穴銭や旧紙幣は店によって扱いが違うので、先に電話で確かめる
- 今も使える旧紙幣は額面が下限で、日本銀行でも額面で引き換えられる
- 売る前は磨かず分けてメモし、査定で金額を聞いてから決める






