当サイトの記事は、造幣局・日本銀行・貨幣博物館・財務省・国税庁など公的機関の情報、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。買取店の参考価格は記事執筆時点の公式表記で、日々変わります。
祖父が集めていた古銭を売ることになりました。どうせ売るなら、少しでも高く売りたいんです。
その気持ち、よく分かります。実は、売る前の準備と査定の受け方しだいで、評価を落とさずに済むことが多いんですよ。
古銭を手放すなら、できるだけ高く売りたいですよね。
結論から言うと、古銭を高く売る方法の基本は「磨かない」「種類ごとに分ける」「付属品をそろえる」「いくつかの店で聞く」の4つです。特別なテクニックより、価値を下げないことのほうがずっと大事なんです。
ここでは、売る前の準備の順番と、ギザ10や500円玉、エラーコインなど種類別の見方、査定の受け方を紹介します。
古銭を高く売るには準備の順番が大事です
『とりあえず全部持って行けばいいのでは』と思う方も多いはずです。
もちろんそれでも査定はしてもらえます。ただ、少しの準備で評価を落とさずに済み、話も早く進むようになりますよ。
古銭の値段は、種類・年号・状態で決まります。売る側にできるのは、状態を今より悪くしないことと、価値のありそうな物を見落とされない形で出すことです。
- 磨かない・洗わない・紐から外さない
- 穴銭・硬貨・お札・外国のお金で袋を分ける
- アルバム・ケース・鑑定書などの付属品をそろえる
- 査定料が無料の店で、いくつか金額を聞く
- まとめて出すか、価値のありそうな物を分けて出すか決める

1. 磨かない・洗わない
いちばん大事なのが、手を入れないことです。おたからやは公式FAQで、磨き傷や洗浄跡がつくと収集品としての評価に影響する場合があると案内しています。
バイセルも、古銭は経年の錆や変色も歴史的な価値として評価されると説明しています。洗剤で洗ったり布でこすったりせず、出てきたままの状態で出すよう公式に案内しています。
2. 種類ごとに分ける
穴銭・明治〜戦前の硬貨・昭和の硬貨・お札・外国のお金で、ざっくり袋を分けておきましょう。分けておくと、価値のありそうな物が埋もれにくくなります。
年号が読める昭和の硬貨は、年号ごとに分けておくとさらに話が早いです。
3. 付属品をそろえる
アルバムやケース、鑑定書は、古銭から外さずに一緒に出しましょう。買取福ちゃんは、専用ケースや鑑定書がある場合は査定時に全て出すことで、買取価格のアップが期待できると公式に案内しています。
4. いくつかの店で聞く
古銭の相場は公的機関が出していないので、店によって金額が違うこともあります。査定料やキャンセル料が無料の店なら、2〜3か所で聞いてから決めても構いません。
5. まとめ方を考える
量が多い時は、まとめて出すのも一つの方法です。買取大吉は、査定額の上乗せも可能になるため古銭の売却はまとめ売りがお得、と公式に案内しています。
一方で、鑑定書付きの物や、年号から価値がありそうな物は、別にして「これも見てください」と伝えると見落とされにくくなります。
高く売りたいならやってはいけないこと
『きれいにしたほうが高く見えるはず』と考えてしまいますよね。
実は、良かれと思ってやったことが、古銭の評価を下げてしまうことがあるんです。よくある例を表にしました。
| やりがちなこと | なぜ避けたいか | 代わりにすること |
|---|---|---|
| 錆や汚れを磨いて落とす | 磨き傷がつき、評価が下がることがある | そのままの状態で出す |
| 洗剤や薬液で洗う | 表面が傷み、価値が大きく下がることがある | 洗わずに袋に入れる |
| 紐に通した銭をばらす・まとめ直す | バイセルはこうした整理もせず出すよう案内 | 紐ごとそのまま出す |
| 鑑定済みのケースを開ける | ケースを割らずに出すのが価値を落とさないコツ | ケースごと出す |
| 素手でさわる | 皮脂や汚れがつくと劣化が進む | 手袋をして扱う |
素手でさわらないことは、おたからやが公式の「古銭・古紙幣を高く売るコツ」で挙げています。ふだんの保管の仕方は古銭の保管方法と手入れで紹介しています。
本物か不安な時でも、削る・薬品をつける・磨くといった確かめ方はしないでください。おたからやは、本物か分からない古銭・古紙幣でもそのまま持ち込めると公式FAQで案内しています。
種類別:高く売れる古銭の見方
『うちの古銭は、高く売れる物なのかな』と気になりますよね。
ここでは、よく聞かれる種類ごとに、どこを見ればいいかを紹介します。製造枚数は造幣局「年銘別貨幣製造枚数」の値(単位は千枚)です。
造幣局は、貨幣の市場での価値は把握していないとしています。製造枚数が少ない年は収集家に注目されやすいものの、未使用か使用済みかなどの状態で評価は大きく変わります。
| 種類 | 見るところ | 製造枚数などの事実 |
|---|---|---|
| ギザ10 | 昭和26〜33年銘の、縁にギザのある10円玉 | 昭和33年は25,000千枚(2,500万枚) |
| 5円玉 | 楷書体の5円や、穴なしの5円 | 楷書体は昭和32年が10,000千枚(1,000万枚) |
| 10円玉 | ギザの有無と年号 | ギザ無で少ない年は昭和34年 62,400千枚など |
| 100円玉 | 鳳凰・稲穂の銀貨か、白銅貨か | 稲穂は昭和39年が10,000千枚(1,000万枚) |
| 500円玉 | 昭和の白銅貨の年号 | 昭和62年が2,775千枚(277万5千枚) |
| エラーコイン | 穴ずれ・刻印のずれなど製造時のエラー | 公式の参考価格はある会社と無い会社がある |
| 寛永通宝 | 書体や鋳造時期の違い、母銭かどうか | 同じ名前でも評価の幅が大きい |
| 旧札 | 未使用か、記番号が珍しいか | 今も使える券は額面が下限 |
ギザ10は高価になる?
ギザ10は、昭和26年(1951年)から製造された、縁にギザのある10円玉です。造幣局の表では、昭和33年が25,000千枚、昭和32年が50,000千枚と、ほかの年より少なくなっています。
ただ、ギザ10の公式の参考価格は、今回確かめた買取各社では見つかりませんでした。
ギザ10が高価になるか、高額になるかは状態しだいなので、年号を見たうえで査定で聞いてみましょう。年号ごとの見方はギザ10の価値一覧で紹介しています。
10円玉・5円玉で高く売れる物は?
10円玉で高価買取を狙うなら、まずギザの有無を見ましょう。ギザの無い10円玉では、造幣局の表で昭和34年が62,400千枚、昭和61年が68,960千枚、昭和64年が74,692千枚です。
5円玉で高く売れるかを見るなら、楷書体の5円と穴なしの5円が手がかりになります。楷書体の5円は「筆五」とも呼ばれ(俗称)、昭和32年の製造は10,000千枚です。
穴なしの5円は、昭和23年と24年に製造された国会議事堂の図柄の5円です。どちらも今も額面で使えるお金なので、額面との違いを査定で聞いてみてください。
100円玉・500円玉で高く売れる物は?
100円玉で高く売れるかは、まず銀貨かどうかで見分けます。鳳凰の100円銀貨は昭和32〜33年、稲穂の100円銀貨は昭和34〜41年に製造されました。
稲穂の100円銀貨では、昭和39年が10,000千枚と少なめです。白銅の100円玉は、造幣局の表で昭和64年が0(千枚)と表示されています。
500円玉で高く売れるかが気になる方は、昭和の白銅貨の年号を見てみましょう。昭和62年は2,775千枚、昭和64年は16,042千枚と、ほかの年より少ない製造枚数です。
エラーコインの珍しい物は高額になる?
穴ずれや刻印のずれなど、製造の時にできたエラーコインは、珍しい物ほど高額で取引されることがあります。おたからやは公式の「高く売るコツ」で、エラー品はコレクターの間で非常に人気が高いと書いています。
バイセルの公式の古銭の買取相場(2025年11月時点の参考価格・未使用で揃っている場合の上限表記)では、穴ずれ硬貨(50円玉)が〜1.275万円です。一方で、おたからやのエラーコインの参考価格はすべてASK(問い合わせ)です。
エラーコインの高価な査定を期待する前に、本物のエラーかどうかを見てもらうのが先です。見分け方はエラーコインの価値で紹介しています。
寛永通宝は高額になる?
寛永通宝は、同じ名前でも評価の幅がとても大きい古銭です。買取福ちゃんの公式コラム(2026年3月21日掲載)の相場帯では、島屋文が10万円〜30万円、二水永が数千円〜5万円、松本銭が数百円〜1万円となっています。
同じコラムには、製品の状態によっては買い取れない場合があるという注記もあります。バイセルは、発行枚数が多く広く流通したものは控えめな査定額になる場合もある一方、書体が珍しいものや母銭は高価格が期待できると公式FAQで説明しています。
寛永通宝が高額になるかは書体の見分けが大切です。くわしくは寛永通宝のレアな物を見てみてください。
旧札の高価買取は「未使用」と「番号」
聖徳太子や伊藤博文の旧札は、今も額面で使える有効な銀行券です。旧札の高価買取を狙うなら、未使用かどうかと、記番号が珍しいかを見ましょう。
例えば買取大吉の公式の参考価格(2026年11月4日に公式サイトで確認した参考価格)では、聖徳太子の1,000円札が1,000円、ピン札が1,500円です。夏目漱石の1,000円札の7ゾロ目は10,000円と載っています。
使ったお札は額面が目安になることが多いので、折ったり書き込んだりせず、そのままの状態で出しましょう。未使用のお札の見方は旧札のピン札の価値で紹介しています。
昔のお金で高く売れる物は?
明治〜戦前の銀貨や銅貨のような昔のお金は、今のお金としては使えないぶん、収集品として値段が決まります。1円未満の硬貨は、1953年12月31日限りで通用力を失っています。
バイセルの公式の古銭の買取相場(2025年11月時点の参考価格・未使用で揃っている場合の上限表記)では、旧一圓銀貨 明治3年が〜1.8万円です。同じ表で八咫烏50銭銀貨は〜100万円と載っていますが、どちらも状態で大きく変わる上限の目安です。

査定の受け方で差がつくこと
準備ができたら、いよいよ査定です。ここでも、ちょっとした受け方の工夫で、納得のいく売り方に近づけますよ。
- 査定料・キャンセル料が無料か先に聞いた
- 種類ごとの金額を分けて教えてもらった
- 金額の理由(種類・状態)を聞いた
- その場で決めず、ほかの店でも聞く時間をとった
- 有効期限内の本人確認書類を持って行った
金額は「内訳」で聞く
まとめて出した時でも、「種類ごとの金額を教えてもらえますか」と聞いてみましょう。内訳が分かれば、ほかの店と比べやすくなります。
例えば、こんな聞き方です。
「この寛永通宝と、ギザ10と、お札で、それぞれいくらになりますか」
「この1枚だけ金額が違う理由を教えてもらえますか」
鑑定書は取ったほうがいい?
『鑑定書を取ってから売ったほうが、高く売れるのでは』と考える方もいるでしょう。
大黒屋は、日本貨幣商協同組合の鑑定書があれば、より高い評価をすると公式に案内しています。ただ、個人名や店舗名で発行された鑑定書は査定に影響しないとしています。
組合の鑑定は有料で、鑑定品の価格が10万円未満なら11,000円(税込)です。発行まで2週間〜2ヶ月かかるので、まずは査定で「鑑定書があると変わりますか」と聞いてから考えましょう。
店に売るか、自分で出品するか
オークションやフリマで売ると、うまく買い手が見つかれば高くなることもあります。その代わり、写真や説明、発送までを自分で引き受けることになります。
迷う時は、先に店の査定で金額を聞いておくと、出品するかどうかの目安になります。違いは古銭はメルカリ・ヤフオクで売るべきかで紹介しています。
古銭を高く売りたい人からの相談
Yahoo!知恵袋にも、古銭を少しでも高く売りたいという相談がたくさんあります。4つ取り上げて答えてみますね。
ギザ10って高く売れるんですか?
ギザ10は今も10円として使えるお金です。高く売れるかは年号と状態で変わります。
造幣局の表で製造枚数が少ない昭和32年・33年は、収集家に注目されやすい年です。まずは年号を見て、使用済みか未使用に近いかを確かめてから査定で聞いてみましょう。
昭和40年の稲穂の100円銀貨を、高く買い取る業者はある?
稲穂の100円銀貨は、今も額面で使える有効な貨幣です。昭和40年の製造は62,500千枚で、稲穂の中では少ない年ではありません。
使用済みの物は額面との差が小さいことも多いので、数がまとまっていれば、まとめて査定で聞いてみるのが手軽です。
昭和64年の硬貨(未使用)は価値がある?
昭和64年は、平成元年と同じ1989年です。造幣局の表では、昭和64年の50円と100円は0(千枚)、500円は16,042千枚と表示されています。
未使用の状態なら、年号と合わせて評価されることがあります。ケースや袋から出さずに、そのまま見てもらいましょう。
エラーコインは業者とオークション、どちらが高く売れる?
エラーコインを買取店に売るか、オークションに安い値段から出品するかで迷っている、という相談もありました。
どちらが高くなるかは、物と買い手しだいで一概には言えません。オークションは買い手が競えば高くなることもありますが、本物のエラーかどうかを説明する責任は出品する側にあります。
迷ったら、先に買取店の査定で金額と「本物のエラーと見てもらえるか」を聞いておきましょう。その金額を下限の目安にして、出品するかどうかを考えると判断しやすくなります。
古銭の高価買取は査定で確かめましょう
『結局、うちの古銭がいくらになるのかが知りたい』というのが本音ですよね。
古銭の高額買取が期待できるかは、実物を見てもらわないと分かりません。公式の参考価格も、上限の目安や問い合わせ制など性格がばらばらなんです。
いくつも店を回る前に、まず一か所で金額を聞いてみたいです。
それなら、店頭・出張・LINEなど査定の受け方を選べる買取店が手軽です。査定料が無料なら、金額を聞いてから決められますよ。
おたからやは、店舗数2,120店舗以上(2026年11月時点・公式)で、店頭・出張・無料査定フェア・フォーム・LINEの5つの査定方法を案内しています。古銭は磨かず、そのままの状態で持ち込むよう公式FAQで案内しています。
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古銭・古いお札の価値を査定で確かめる
寛永通宝などの穴銭、明治〜昭和の硬貨、旧紙幣、エラーコインも、まとめたまま査定してもらえます。磨かずにそのまま持ち込めばよく、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する古銭の買取価格は種類と状態で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
ほかの会社の公式の参考価格の見方は古銭の買取価格一覧で、買取の流れ全体は古銭の買取で紹介しています。種類ごとの価値の目安は古銭の価値の決まり方で確かめてみてください。
売ると決めた時に気をつけたいこと
金額に納得して売ると決めたら、最後にいくつか確かめておきましょう。
店に自分で持ち込んで売った場合は、クーリング・オフの対象外です。国民生活センターも、店舗での買取は買取金額や契約内容を十分確認して判断するよう呼びかけています。
家に来てもらって売る訪問購入なら、法定の書面を受け取った日から8日以内はクーリング・オフができます。
1個または1組で30万円を超えるような高額な古銭を売った時は、税金がかかる場合があります。古銭がこれに当たるかは、税務署に確認しておくと安心です。
18歳未満の方からの買取は、おたからやと買取大吉が公式に受け付けていません。家族の古銭を売る時は、大人が手続きしましょう。
よくある質問
古銭の最高額はいくらですか?
古銭の最高額を示す公的な記録はありません。各社の公式の参考価格も、時点や状態の前提つきの目安です。大判・小判や金貨は古銭とは別の話になるので、手元の種類で確かめましょう。
エラーコインの最高額はどれくらいですか?
エラーコインの最高額を示す公的な記録もありません。バイセルの公式の相場(2025年11月時点の参考価格・上限表記)では穴ずれの50円玉が〜1.275万円です。実物は査定で確かめてください。
古銭を高く売るために、きれいにしたほうがいいですか?
磨いたり洗ったりはしないでください。おたからやもバイセルも、そのままの状態で出すよう公式に案内しています。
古銭はまとめて売ったほうが高くなりますか?
買取大吉は、まとめ売りで査定額の上乗せも可能になると公式に案内しています。ただ、価値のありそうな物は分けて伝えると見落とされにくくなります。
まとめ
- 古銭を高く売る基本は、磨かない・分ける・付属品をそろえる・いくつかの店で聞く
- 磨く・洗う・ケースを開けるなどは評価を下げることがある
- ギザ10や500円玉は年号、エラーコインや寛永通宝は種類と状態で見る
- 旧札は未使用か記番号が珍しいかがポイントで、額面が下限
- 金額は内訳で聞き、納得してから売る






