当サイトの記事は、造幣局・日本銀行・貨幣博物館・財務省・国税庁など公的機関の情報、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。買取店の参考価格は記事執筆時点の公式表記で、日々変わります。
実家の押し入れから、古銭の入った缶と古いお札の束が出てきました。買取に出したいけれど、何から手をつければいいのか分かりません。
いきなり店に持っていく前に、5つの段階を順番に進めるだけで大丈夫です。磨いたり洗ったりせず、出てきたままの状態で始めましょう。
古銭の買取を考えた時、『どこに持って行けば損をしないんだろう』と不安になりますよね。
結論から言うと、古銭の買取は「仕分け、保管、売り先選び、査定、比べる」の順に進めると、迷う場面がぐっと減ります。値段は種類と状態で決まるので、準備の段階で差がつくんです。
この記事では、買取金額が決まる仕組みと、店頭・出張・宅配・LINEの選び方、査定の受け方を順番に紹介していきます。
古銭の買取は5つの段階で進めます
初めて古銭を売る方は、まず全体の流れを頭に入れておくと安心です。どの段階で何をするかが分かれば、店でも落ち着いて話せます。
仕分け、保管、売り先選び、査定、比べるの5段階です。最初の2つは家でできて、お金もかかりません。
- 穴銭・銭や厘の硬貨・昭和の硬貨・お札・外国のお金に分ける
- 磨かず洗わず、種類ごとに袋や封筒へ入れておく
- 量と種類に合わせて、店頭・出張・宅配・LINE査定から選ぶ
- 本人確認書類を用意して、査定で金額を聞く
- 金額に迷ったら、その場で決めずに別の店でも聞いてみる

仕分けといっても、名前を調べ上げる必要はありません。見た目で分けるだけで十分です。
例えば、中央に四角い穴があれば穴銭、「銭」「厘」と書かれていれば1円未満の硬貨、という分け方です。くわしい見分け方は古銭の価値の決まり方で紹介しています。
『全部まとめて出せば早いのでは』と思う方もいるかもしれません。
もちろん、まとめて査定に出すこと自体は問題ありません。ただ、分けておくと「この袋は何か」と店に聞きやすくなり、金額の説明も理解しやすくなるんです。
買取に出せる古いお金・出しにくいお金
古銭といっても、時代や種類によって扱いがかなり違います。ここが分かっていると、売り先選びで遠回りしません。
旧貨幣も近代貨幣も現行貨幣も混ざっています。全部まとめて買い取ってもらえるものですか?
店によって扱う範囲が違うんです。表で、どのお金がどう評価されやすいかを見ておきましょう。
| お金の種類 | 例 | 今のお金として | 買取での見られ方 |
|---|---|---|---|
| 古い貨幣(江戸時代以前) | 寛永通宝・天保通宝などの穴銭 | 使えない | 種類と状態しだい。扱わない店もある |
| 近代貨幣(明治〜戦前) | 竜の銀貨・銭や厘の銅貨 | 使えない | 収集品としての評価だけで決まる |
| 昭和の古銭 | ギザのある10円・100円銀貨 | 額面で使える | 額面が下限の目安。年号と状態で上がることがある |
| 現行貨幣・現代貨幣 | 今も作られている硬貨 | 額面で使える | 多くは額面どおり。扱わない店もある |
| 旧紙幣 | 聖徳太子・伊藤博文・板垣退助の券 | 額面で使える | 未使用や記番号で評価が変わる |
| 外貨・外国の古銭 | 外国のコインや紙幣 | 日本では使えない | 扱う店を事前に確かめる |
旧貨幣や古い貨幣は、今のお金として使えない分、収集家にどれだけ求められるかで値段が決まります。
一方で、昭和の硬貨や旧紙幣の多くは、今も額面で使える有効なお金です。財務省は、今は発行されていないが使える硬貨として、穴の無い5円やギザのある10円、100円銀貨など9種類を挙げています。
店によって「扱わないお金」があります
例えば大黒屋は公式ページで、穴銭・アルミ銭やスズ銭・現行貨幣を買取の対象外としています。日本銀行の一覧に載っている有効な銀行券・貨幣も、買取不可と明記しています。
これは店の方針なので、良い悪いの話ではありません。おたからや・バイセル・買取福ちゃん・買取大吉は、寛永通宝などの穴銭も査定の対象として公式ページに載せています。
だからこそ、外貨や現行貨幣が混ざっている時は、持ち込む前に扱いを電話で聞いておくと安心です。
小判や金貨、オリンピックなどの記念硬貨が一緒に出てくることもあります。金の古銭や記念硬貨は、見られ方が古銭とは別の話になります。袋を分けて、査定の時に「これも見てもらえますか」と添えれば十分です。
古銭の買取金額はどう決まる?
『結局、古銭の買取はいくらになるの?』というのが、いちばん気になるところですよね。
実は、古銭の相場を公的機関は出していません。造幣局も、市場での価値については把握していないと回答しています。
種類(何のお金か)、状態(未使用か、傷や汚れがあるか)、残っている数(製造枚数や珍しさ)の3つです。古さそのものより、この組み合わせで値段が決まります。
査定で見られるところ
おたからやの古銭ページのFAQでは、査定で確かめるポイントとして次の点が挙げられています。
- 発行された年代と種類
- 素材
- 刻印や印刷の状態
- 汚れ・折れ・破れの有無
- 保存状態と希少性
バイセルの穴銭のFAQでは、一般的な寛永通宝は控えめな査定額になる場合もあるとしています。そのうえで、文字の書体が珍しい物や母銭(ぼせん)であれば高価格が期待できると説明しています。
つまり、同じ名前の古銭でも値段の幅はとても広いんです。買取福ちゃんの古銭ページにも、同名の穴銭で100円以下の物から数10万円以上の物まであると書かれています。
昭和の古銭は「額面」と「年号」から見ます
昭和の古銭の価格は、まず今も使えるかどうかで考えると分かりやすいです。ギザのある10円や100円銀貨は今も額面で使えるので、額面が下限の目安になります。
そのうえで、製造枚数が少ない年は収集家に注目されやすいと言われます。とはいえ、使用済みで傷が多ければ額面に近い値段になることも。
年号を確かめる時は、硬貨を袋から出さずに見える範囲でメモしておくと、手の脂も付きにくくて安心です。
公式の参考価格はあくまで目安です
古銭買取価格表のような一覧を公式サイトに載せている会社もあります。例えば、バイセル公式の古銭の買取相場(2025年11月時点の参考価格・未使用で揃っている場合の上限表記)では、八咫烏50銭銀貨が「~100万円」と表示されています。
一方で、買取大吉の参考価格(日付表記なし・2026年11月4日に公式サイトで確認)では、聖徳太子の1,000円札が1,000円です。古いお金でも、額面に近い値段の物はたくさんあります。
おたからやは、古銭・古紙幣の参考価格を金額で公開しておらず、すべて「ASK」(問い合わせ)です。
| 表記の種類 | 何を表しているか | 読む時の注意 |
|---|---|---|
| 「〜○万円」の上限表記 | 状態が最も良い場合の目安 | 使用済みや欠けがあれば下がる |
| 参考価格 | その会社が示す目安の金額 | 日付が無ければ今も同じとは限らない |
| 買取実績 | 過去に買い取った一例 | まとめ売りの合計のことも多い |
| ASK | 価格は問い合わせ制 | 査定で聞くしかない |
各社の古銭の買取価格相場の見比べ方は、古銭の買取価格一覧の見方でくわしく紹介しています。
参考価格の上限を見て「うちの古銭も同じ値段で売れるはず」と考えてしまうことです。状態や付属品の有無で値段は大きく変わるので、高値の数字は「条件がそろった時の目安」と受け止めておきましょう。
店頭・出張・宅配・LINE査定、どの方法で売る?
古銭の買取方法は、大きく4つあります。どれが向いているかは、量と、店までの距離で決まることが多いです。
近くに古銭買取の店舗が無いんです。それでも売れますか?
出張や宅配、写真を送るLINE査定という方法もありますよ。会社ごとに受け付けている方法が違うので、公式サイトで確かめてみてください。
| 買取方法 | 向いている場面 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 店頭(持ち込み) | 近くに店舗があり、目の前で説明を聞きたい | 古銭を扱う店か、予約が要るかを先に聞く |
| 出張 | 量が多い、運ぶのが大変 | 来てもらう日時と、契約の説明を確かめる |
| 宅配 | 店が遠い、忙しい | 古銭を宅配で受けているか、送料の扱い |
| LINE・写真の査定 | まずは目安だけ知りたい | 写真での金額は目安。実物で変わることがある |
おたからやは、店頭・出張・無料査定フェア・フォーム・LINEの5つの査定方法を公式に案内しています。バイセルと買取福ちゃんは、出張・店頭・宅配の3つを公式に案内しています。
大黒屋は、古銭は買取対象店舗への持ち込みを前提に、鑑定のため2〜3日ほど預かる流れを公式に案内しています。同じ「買取」でも、その場で金額が出る店と、預かってから結果を知らせる店があるんです。
「横浜駅の近くで古銭を売りたい」のように、駅名や地名で古銭買取の店舗を探す方も多いはずです。近くの店の探し方と、電話で確かめることは近くの古銭買取店の探し方にまとめています。
量が多い時は、方法を組み合わせても大丈夫です
例えば、祖父の遺品から寛永通宝が100枚ほどと、古いお札が数十枚出てきた人の場合を考えてみます。
全部を店に運ぶのが大変なら、まずLINEやフォームで写真を送り、扱ってもらえるかと大まかな目安を聞く方法があります。そのうえで、出張か店頭で実物を見てもらう流れです。
『写真で聞いたのに、また実物を見せるのは二度手間では』と感じるかもしれません。
ただ、写真だけでは傷や色の具合までは伝わりにくいものです。最初に扱いを確かめておくと、断られて持ち帰る手間が省けますよ。
表と裏を両方、明るい場所で撮ると伝わりやすくなります。枚数が多い時は、種類ごとに並べて1枚の写真にまとめ、「同じ物があと何枚あります」と添えておきましょう。
出張と宅配のくわしい流れは、古銭の出張買取と古銭の宅配買取で紹介しています。
査定の前に用意する物と、当日の受け方
売り方が決まったら、査定の準備です。ここで抜けがあると、その日に売れないこともあります。
- 有効期限内の本人確認書類(原本)を用意した
- 種類ごとの枚数と、お札の記番号をメモした
- アルバム・ケース・鑑定書は外さずにそろえた
- 磨く・洗う・紐に通すなどの手入れをしていない
- 売る人が18歳以上か確かめた
本人確認書類は、各社とも買取に必要と公式に案内しています。おたからやは、200万円を超える取引では顔写真付きの書類が必要としています。
18歳未満の方からの買取は、おたからやと買取大吉が公式に受け付けていません。家族の物を売る時は、大人が手続きしておきましょう。
「そのままの状態」が大事な理由
『少しでもきれいにしたほうが高く売れるのでは』と考えるのは自然なことです。
ただ、おたからやは公式FAQで、古銭や古紙幣は無理に掃除したり磨いたりせず、そのままの状態で持ち込むよう案内しています。磨き傷や洗浄の跡が、収集品としての評価に響く場合があるためです。
バイセルも、錆や変色が歴史的な価値として評価されることがあるとして、洗剤で洗ったり布でこすったりしないよう公式に案内しています。
アルバムや鑑定書も大事な付属品です。買取福ちゃんは、専用ケースや鑑定書がある場合は査定時にすべて出すと買取価格のアップが期待できるとしています。

査定の当日に伝えること
店では、分かっていることだけを短く伝えれば十分です。例えばこんな言い方です。
「祖父の遺品で、種類はよく分かりません。袋ごとに見てもらえますか」
「お札は使えるかどうかも分からないので、額面との違いも教えてください」
査定のあとは、金額の内訳を聞いておくと比べやすくなります。「この袋の中で値段がついたのはどれですか」と聞いてみてください。
実際に査定を受けて、古銭の値段を確かめる
ここまで準備ができたら、あとは実際の金額を聞くだけです。古銭の価値は、査定で確かめるまで本当の値段は分かりません。
査定だけでお金がかかったり、断りにくかったりしないか心配です。
おたからやは、査定料・キャンセル料・出張料・買取手数料が無料と公式に案内しています。金額を聞いてから売るかどうか決めて大丈夫ですよ。
おたからやは、店舗数2,120店舗以上(2026年11月時点・公式)で、店頭に持ち込むほか、出張査定やLINE査定も選べます。種類が分からないまま、まとめて持ち込んでよいと公式FAQで案内しています。
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古銭・古いお札の価値を査定で確かめる
寛永通宝などの穴銭、明治〜昭和の硬貨、旧紙幣、エラーコインも、まとめたまま査定してもらえます。磨かずにそのまま持ち込めばよく、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する古銭の買取価格は種類と状態で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
おたからやの店頭では、提示額に納得できた場合だけ、その場で現金で買い取る流れと公式に案内されています。納得できなければ、持ち帰って構いません。
古銭の買取でよくある相談
Yahoo!知恵袋にも、古銭の買取についての相談がたくさん寄せられています。よく見かける3つに答えてみますね。
一銭や十銭、五十銭が出てきた。どこに持って行けばいい?
一銭・十銭・五十銭のような「銭」の硬貨は、1953年の小額通貨整理法によって同年12月31日限りで通用力を失っています。値段は収集品としての評価だけで決まります。
こうした近代貨幣は、総合買取店でも古銭を扱う専門店でも査定の対象になります。ただ、銭の硬貨の価格を公開している会社は、この記事の調査では見当たりませんでした。
量が多い時は、額面ごとに袋を分けて、まとめて査定に出すのが早いです。買取大吉は、まとめて売ると査定額の上乗せも可能になると公式に案内しています。
古銭と古紙幣、両方を売るのにいちばん良い方法は?
両方を扱っている店に、まとめて見てもらうのが手間の少ない方法です。おたからや・バイセル・買取福ちゃん・買取大吉は、古銭と古紙幣の両方を公式ページで扱っています。
ただし、今も使える旧紙幣は、額面が下限の目安になります。使える券かどうかは日本銀行の一覧で確かめられます。
昭和40年の100円銀貨(稲穂)を高く買い取ってくれる業者はある?
稲穂の100円銀貨は、昭和34年から昭和41年に発行された、今も額面で使える硬貨です。素材は銀60%、銅30%、亜鉛10%と日本銀行が説明しています。
昭和の古銭の価格は、年号と状態で見られます。1枚ずつより、手元の100円銀貨をまとめて査定に出したほうが、店も説明しやすくなりますよ。
- 未使用に近く、傷や汚れが少ない
- アルバムやケースに入ったまま
- 製造枚数が少ない年
- 使用済みで傷が多い
- 磨いたり洗ったりした跡がある
- 多く作られた年の物
古銭商やコイン商のような専門の店で見てもらいたい時は、古銭買取の専門店の選び方も参考にしてみてください。
提示額に迷った時と、売ったあとの注意
査定の金額を聞いて『これで売っていいのかな』と迷うことはありますよね。そんな時は、その場で決めなくて大丈夫です。
- どの古銭に値段がつき、どれがつかなかったか内訳を聞く
- 査定の結果をメモか写真で残しておく
- 別の店でも同じ物を見てもらう
- 金額と説明の分かりやすさを比べて決める
同じ古銭でも、店によって得意な分野や販売先が違うので、金額が変わるのは珍しいことではありません。大手各社の公式情報の違いは古銭の買取店の比較で、売り先ごとの違いは古銭をどこで売るかで紹介しています。
出張で売る時のクーリング・オフ
家に来てもらって売る「訪問購入」には、法定の書面を受け取った日から8日以内なら契約を解除できるクーリング・オフの制度があります。古銭が対象になるかは、書面と業者の説明で確かめておきましょう。
店に自分で持ち込んで売る場合は、クーリング・オフの対象外です。国民生活センターも、店舗での買取は買取金額や契約内容を十分確認したうえで判断するよう呼びかけています。
1個または1組で30万円を超えるような高額な古銭を売った時は、税金がかかる場合があります。古銭がこれに当たるかを国税庁が名指しした説明は見当たらないので、税務署に確認しておきましょう。
困った時の相談先として、消費者ホットライン「188」があります。
よくある質問
古銭の買取は査定だけでも頼めますか?
おたからや・バイセル・買取大吉などは、査定料やキャンセル料を無料と公式に案内しています。金額を聞いてから売るかどうか決められます。
汚れた古銭は、きれいにしてから出したほうがいいですか?
そのままの状態で出しましょう。おたからやとバイセルは、磨いたり洗ったりせずに出すよう公式に案内しています。
今も使える旧紙幣は、銀行で交換したほうが得ですか?
日本銀行の引換えは額面です。未使用のピン札や記番号が珍しい物は、交換する前に一度査定で聞いてみると安心です。
LINE査定の金額で売れますか?
写真での金額は目安です。実物を見て傷や状態が分かると変わることがあるので、最終的な金額は実物の査定で確かめましょう。
まとめ
- 古銭の買取は、仕分け・保管・売り先選び・査定・比べるの5段階で進める
- 買取金額は種類・状態・残っている数で決まり、公的な相場は無い
- 公式の参考価格は、上限表記・参考価格・ASKなど性格が違う目安
- 店頭・出張・宅配・LINE査定は、量と店までの距離で選ぶ
- 磨かず洗わず、付属品もそろえて、本人確認書類を持って査定へ
- 提示額に迷ったら、内訳を聞いて別の店でも確かめる






