当サイトの記事は、造幣局・日本銀行・貨幣博物館・財務省・国税庁など公的機関の情報、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。買取店の参考価格は記事執筆時点の公式表記で、日々変わります。
祖父の遺品の箱に、「軍用手票」と書かれたお札が束で入っていました。満州国と書かれた硬貨も一緒です。
戦前の紙幣や硬貨と一緒に出てくることが多い組み合わせですね。今のお金とは扱いが違うので、まずは種類ごとに分けておきましょう。
古い箱から軍票が出てくると、『これはお金として使えるの?』『捨てていい物なの?』と迷いますよね。
結論から言うと、軍票は今のお金としては使えず、価値は収集品としての値段になります。数がたくさん残っている物も多いので、1枚ずつより束のまま査定に出すのが現実的です。
この記事では、軍票と満州国のお金の分け方と、売る前に確かめることを紹介します。
軍票(軍用手票)とはどんなお金?
軍票は「軍用手票」の略で、軍用紙幣と呼ばれることもあります。お札に「大日本帝国政府」「軍用手票」と書かれている物が、ご家庭から出てくる代表的なタイプです。
軍票が何で、いつどこで使われたのかを説明した公的機関の解説ページは、確認した範囲では見つかりませんでした。この記事では、公的に確かめられることと、買取店が公式に出している情報だけで説明します。
一方で、公文書は残っています。国立公文書館アジア歴史資料センターでは、「軍用手票」の資料が公開されています。
例えば、財政史資料 議会参考書 76議会 軍用手票のような記録です。歴史として調べたい方は、こうした一次資料をあたってみてください。
| 確かめたいこと | 分かったこと | 出どころ |
|---|---|---|
| 軍票の公的な解説 | 解説ページは見つからなかった | 貨幣博物館・日本銀行・財務省 |
| 軍票の公文書 | 「軍用手票」の資料が残っている | 国立公文書館アジア歴史資料センター |
| 今使えるお金か | 有効なお金の一覧に入っていない | 財務省・日本銀行 |
| 相場 | 公的な相場は無い | 造幣局は市場での価値を扱わない |
軍票は今のお金として使える?
『お札なんだから、銀行に持っていけば替えてもらえるのでは』と思う方もいるかもしれません。でも、軍票は財務省や日本銀行が出している「今も使えるお金」の一覧には入っていません。
軍用手票の100円や拾圓と書かれた物があります。額面どおりの価値はあるんですか?
額面の100円や10円として使えるわけではないんです。価値は、収集品として買う人がいるかどうかで決まります。
聖徳太子の旧1万円札のように、日本銀行の窓口で今のお札に引き換えられるのは、有効な銀行券だけです。軍票はそこに含まれないので、銀行での交換はできないと考えておきましょう。
軍票の法的な扱いを説明した公式の記述は見つかりませんでした。ここで言えるのは「今使えるお金の一覧に入っていない」という事実までです。
軍用手票の100円・五円・拾圓は、どう分けておく?
軍用手票は、額面の違う物がまとまって出てくることがよくあります。軍用手票の百円、五円、拾圓(10円)、1円や10銭などです。
- 「大日本帝国政府」「軍用手票」の文字があるか
- 額面(100円・拾圓・五円・10銭など)
- 破れ・シミ・折れの具合
- 同じ額面が何枚あるか
額面ごとに輪ゴムを使わず封筒に分け、枚数をメモしておくと査定が早くなります。日付順やお札の番号順に並べ直す必要はありません。
B型軍票の10銭のように、記号のついた呼び名で調べる方もいます。呼び名が分からなくても、額面と枚数を伝えれば店の人には伝わります。
自分で種類を調べたい時は
『せめて何の券なのか知りたい』という方もいますよね。日本貨幣商協同組合が出している日本貨幣カタログには、軍票や在外貨幣も載っていると案内されています。
ただ、カタログに載っている価格が買取の値段なのか販売の目安なのかは、公式ページでは確かめられませんでした。カタログは種類を調べる本として使い、値段は査定で聞くのがおすすめです。
満州国の古銭や満州中央銀行の紙幣はどう見る?
軍票と一緒に、満州国の硬貨や紙幣が出てくることも多いです。「大満州国」と刻まれた壹分(1分)の硬貨や、満州中央銀行の紙幣がその代表です。
満州のお金も、今の日本のお金としては使えません。価値は軍票と同じく、収集品として見てもらうことになります。
| 出てきた物 | 分け方 | 公式の参考情報 |
|---|---|---|
| 大満州国の壹分硬貨など | 硬貨として軍票と分ける | 個別の公式価格は見当たらない |
| 満州中央銀行の紙幣 | お札として額面ごとに分ける | 買取大吉に「満洲 10円 様本」20,000円 |
| 軍用手票の束 | 額面ごとに封筒へ | 買取大吉に「軍用手票まとめ」100円 |
買取大吉の金額は、2026年11月4日に公式サイトで確認した参考価格です。日付の表記はなく、買取金額を保証するものではないと注記されています。
品目名に「様本」と書き添えられているように、同じ満州の10円札でも券の種類まで区別して値付けされています。お札に見慣れない文字が刷られていたら、そこも査定で伝えておくといいですね。
よくある相談:遺品の軍票や満州国の硬貨は売れる?
知恵袋でよく見かける軍票の相談を、要約して答えていきます。
相談1:大満州国・大同二年と書かれた硬貨がたくさんある
年号が入った満州国の硬貨は、年ごとに分けておくと見てもらいやすくなります。満州硬貨の価値を年ごとに示した公的な一覧はないので、まとめて査定で確かめましょう。
錆や黒ずみがあっても、磨かずにそのまま出すのが基本です。
相談2:古いお札のB型軍票10銭は、価値がある?
軍票の中には、多く残っていて1枚では値段がつきにくい物もあります。買取大吉の参考価格でも、軍用手票のまとめが100円と載っています。
ただ、福ちゃんの公式コラム(2026年3月21日掲載)では、日露戦争軍票が「数万円~数十万円」の相場帯で紹介されています。同じ軍票でも、種類によって差が大きいということです。
相談3:占領地で使われた軍票を売りたい。どこで売ればいい?
古紙幣を扱う買取店なら、軍票の査定を受けている所があります。大黒屋は公式ページで、買取対象の古紙幣に「軍用手票」を挙げています。
店ごとに扱いが違うので、持ち込む前に「軍票も見てもらえますか」と電話で聞いておくと安心です。
軍票を売るまでの流れ
軍票の買取は、仕分けてからまとめて出すのが基本です。ほかの古紙幣や古銭と一緒に見てもらえば、1回で済みます。
- 軍票・満州国のお金・日本の古いお札・硬貨に分ける
- 額面ごとに封筒に入れ、枚数をメモする
- 破れやシミは直さず、そのままにしておく
- 軍票を扱うか、店に電話で確かめる
- 金額を聞いてから売るかどうか決める

PR|古銭・古紙幣の買取
古銭・古いお札の価値を査定で確かめる
寛永通宝などの穴銭、明治〜昭和の硬貨、旧紙幣、エラーコインも、まとめたまま査定してもらえます。磨かずにそのまま持ち込めばよく、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する古銭の買取価格は種類と状態で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
店では「祖父の遺品で、軍用手票が額面ごとに何十枚かあります。満州国の硬貨も混ざっています」のように伝えれば十分です。
遺品全体の進め方は遺品や実家から出てきた古銭の扱い、どこに売るか迷ったら古銭はどこで売る?が参考になります。

破れたお札をテープで貼る、シミを水やアイロンで直すといった手入れは、収集品としての評価を下げることがあります。見つけた時の状態のまま出しましょう。
一緒に出てきた明治・大正のお札は、明治・大正・戦前の古紙幣の価値で見分け方を紹介しています。
よくある質問
軍票は銀行で今のお金に替えられますか?
軍票は、財務省や日本銀行が示す「今も使えるお金」の一覧に入っていません。日本銀行での引換えは有効な銀行券が対象なので、軍票は収集品として査定に出すことになります。
軍用手票の100円は、100円以上で売れますか?
額面とは関係なく、種類と状態と残っている数で決まります。公的な相場は無いので、まとめて査定に出して確かめてください。
満州国の古銭も一緒に売れますか?
古銭や古紙幣を扱う店なら、一緒に見てもらえることが多いです。持ち込む前に電話で確かめておきましょう。
軍票に鑑定書は必要ですか?
売るだけなら、鑑定書がなくても査定は受けられます。高い値段がつきそうだと言われた時に、改めて検討すれば十分です。
まとめ
- 軍票は今使えるお金の一覧に入っておらず、価値は収集品として決まる
- 軍票の公的な解説は見つからず、公的な相場もない
- 軍用手票は額面ごと、満州国のお金は硬貨と紙幣で分ける
- 公式の参考価格は、日付と注記ごと目安として読む
- 手入れはせず、束のまままとめて査定に出す
古銭の価値がどう決まるかは古銭の価値はどう決まるかで全体から確かめられます。






